セキュリティー・アソシエーションの非活動化

セキュリティー・アソシエーションを削除すると、そのセキュリティー・アソシエーションに保管されているすべての情報と、そのセキュリティー・アソシエーションの作成時に作成された動的フィルターが、TCP/IP スタックと IKED から削除されます。削除されたセキュリティー・アソシエーションは、以後は使用できなくなります。 後で新規のセキュリティー・アソシエーションが活動化されるまでは、その古いセキュリティー・アソシエーションにより保護されていたトラフィックは拒否されます。

親のフェーズ 1 セキュリティー・アソシエーションが非活動化されると、それに関連したフェーズ 2 セキュリティー・アソシエーションもすべて削除されます。フェーズ 1 セキュリティー・アソシエーションを削除するときは、注意が必要です。新規セキュリティー・アソシエーションのネゴシエーションが可能になるまでは、削除したセキュリティー・アソシエーションとそれに関連したフェーズ 2 セキュリティー・アソシエーションを使用するトラフィックは、すべてドロップしてしまうからです。

ipsec コマンドの使用方法についての詳細は、「z/OS Communications Server: IP システム管理者のコマンド」を参照してください。