プロトコルに基づく追加のフィルター操作基準

以下に示すのは、プロトコルに基づく追加のフィルター操作基準です。

• ICMP タイプおよびコード

  IP パケット内のプロトコルが ICMP または ICMPv6 である場合は、パケットのデータ部分の ICMP ヘッダーに含まれている ICMP タイプおよびコードに基づいて、パケットをフィルターに掛けることができます。

  ガイドライン: 一般に、セキュリティー・アソシエーションを使用して到着したパケットに対して ICMP エラーが生成され、その ICMP エラーに一致する規則がない場合、z/OS® Communications Server はその ICMP パケットを、元のパケットの送信に使用されたのと同じセキュリティー・アソシエーションを使用して送信しようとします。この処理を使用不可にしたい場合は、ICMP エラーを対象とする規則をコーディングする必要があります。
• OSPF タイプ

  IP パケット内のプロトコルが OSPF である場合は、パケットのデータ部分の OSPF ヘッダーに含まれている OSPF タイプに基づいて、パケットをフィルターに掛けることができます。

• モビリティー・ヘッダー・タイプ

  IP パケットのプロトコルが IPv6 モビリティー・ヘッダーである場合は、パケットのデータ部分のモビリティー・ヘッダーに含まれているモビリティー・ヘッダー・タイプを基に、パケットをフィルタリングすることができます。