動的割り振りデータ・セットの命名規則

(JCL の DD ステートメントで) 明示的に割り当てるデータ・セットには、任意の有効な MVS™ データ・セット名または z/OS® UNIX ファイル名を使用することができます。TCP/IP による動的な割り当てを目的として作成するデータ・セットは、以下の命名規則を使用する必要があります。

注: これらの例で、xxxx は適切な高位修飾子を示し、yyyy は適切な中位修飾子を示し、zzzz は低位修飾子を示しています。

userid.yyyy.zzzz
userid はログオン TSO ユーザーのユーザー ID です。
TSOprefix.yyyy.zzzz
TSOprefix は TSO PROFILE コマンドによって設定されるデータ・セット接頭部です。 userid は TSOprefix のデフォルト値です。
jobname.yyyy.zzzz
jobname は、ジョブ・ストリームに関する JOB ステートメントに指定されたジョブ名、または開始プロシージャーのプロシージャー名です。
hlq.yyyy.zzzz
hlq は、システム・デフォルト値として配布された TCP/IP HLQ です。この値は、DATASETPREFIX ステートメント内の値によってオーバーライドすることができます。
xxxx.nodename.zzzz
nodename は、TCP/IP スタック・プロファイル・データ・セットにデータ・セット名を定義するのに使用される MLQ です。
xxxx.function_name.zzzz
function_name は、特定の TCP/IP サーバーを指定する頭字語 (例えば、FTP サーバーの場合 SRVRFTP) であり、当該アプリケーションの変換テーブル・データ・セットの MLQ として使用されます。
xxxx.private_name.zzzz
private_name は、特定の TCP/IP コマンドでオプションとして指定できるユーザー指定の専用修飾子です。
SYS1.TCPPARMS(TCPDATA)
構成ファイル TCPIP.DATA を検出するために使用されるシステム・データ・セットのメンバーです。