CSSMTP は互換性テスト・モードを実装しています。これによって、既存のメール・ワークロードを妨げることなく、実稼働環境において CSSMTP をテストできます。
手順
CSSMTP 互換性テストを実装するには、以下の手順に従ってください。
- JES ライター SMTPD として動作し、作成するスプール・ファイルをライター SMTPD1 および CSSMTP に割り振るよう、EZBMCOPY を構成します。 EZBMCOPY を構成する方法については、下の JCL の例を参照してください。
//EZBMCOPY PROC
//STEP EXEC PGM=EZBMCOPY,PARM='WRITER=SMTPD'
//OUT1 OUTPUT WRITER=SMTPD1
//OUT2 OUTPUT WRITER=CSSMTP
//STEPLIB DD DSN=JES2.TESTING.LOAD,DISP=SHR
//SYSUT2 DD SYSOUT=*,SPIN=UNALLOC,OUTPUT=(*.OUT1,*.OUT2),HOLD=NO
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//SYSIN DD DUMMY
注: このプロシージャーにおけるライター名は、
図 1に基づいた例です。
- JES ライター名 CSSMTP を指定して、CSSMTP をテスト・モードで起動します。
詳しくは、『OPTIONS TESTMODE 構成ステートメント』を参照してください。
- SMTPD のジョブ名を SMTPD1 に変更します。
ヒント: SMTPD のライター名は、そのジョブ名です。
- EZBMCOPY を起動します。
タスクの結果
EZBMCOPY はメール・スプール・ファイルを 2 つ作成するため、互換性テストが行われている間、スプールの使用量は大きくなります。