HCD の使用

この情報には、HCD を使用して z/OS® Communications Server 用の IQD チャネルおよび装置を定義するためのパネルの例が含まれています。

  1. プロセッサーを選択します。
    図 1. プロセッサーの選択
    「Define, Modify, or View Configuration Data」パネル。プロセッサーを選択するために 3 が入力されていることを示しています。
  2. 'S'「Work with attached channel paths」を選択します。
    図 2. 付加されたチャネル・パスでの作業
    「Processor List」パネル。付加されたチャネル・パスを処理するプロセッサーの横に s が入力されていることを示しています。
  3. 「Channel Path List」で Add コマンドを入力し (または F11 を押し)、「Define Channel Path」ダイアログを開始します。
    図 3. チャネル・パスの定義ダイアログの開始
    「Channel Path List」パネル。パスなしで、add コマンドがコマンド行に入力されていることを示しています。
  4. 「Add Channel Path」パネルに情報を入力し、Enter キーを押します (複数の LPAR の間で IQD Chpid を共用する操作モードには、SHR を選択します)。
    図 4. チャネル・パスの追加
    「Add Channel Path」パネル。チャネル・パス ID FF の追加を示しています。
  5. IQD チャネル・パスについて「Specify Maximum Frame Size」パネルをポップアップ表示します。デフォルト値の 16 KB が表示されています。
    図 5. 最大フレーム・サイズの指定
    「Specify Maximum Frame Size」パネル。デフォルトの 16-KB 最大フレーム・サイズを示しています。

    または、フレーム・サイズを希望のサイズに変更します。

    表 1. フレーム・サイズの指定
    最大フレーム・サイズ TCP/IP MTU サイズ
    16K 8K
    24K 16K
    40K 32K
    64K 56K
  6. 各 LPAR がアクセスできるチャネル・パス・アクセス・リストを定義します。
    図 6. チャネル・パス・アクセス・リストの定義
    「Define Access List」パネル。アクセス・リストに組み込む 1 つ以上の区画を選択します。
  7. Enter キーを押すと、「Channel Path List」が再び表示され、チャネル・パス番号 FF が定義されています。
    図 7. チャネル・パス番号 FF の定義
    「Channel Path List」パネル。チャネル・パス FF が定義されていることを示しています。
  8. 次のステップとして、IQD チャネル・パスに制御装置を追加します。 アクション "Work with attached control units" (アクション・コード 'S') で、これまでの作業で定義したチャネル・パスを選択します。
    図 8. 付加された制御装置での作業
    「Channel Path List」パネル。チャネル・パス FF の横に s が入力されていることを示しています。
  9. 空白の制御装置リストが表示されます。Add コマンドを入力するか、F11 を選択してください。
    図 9. 制御装置の追加
    「Control Unit List」パネル。制御装置なしで、add コマンドがコマンド行に入力されていることを示しています。
  10. チャネル・パス FF にタイプ 'IQD' の制御装置を定義します。
    図 10. 制御装置の定義
    「Add Control Unit」パネル。制御装置タイプに制御装置番号 dd00 および iqd が入力されていることを示しています。
  11. これをプロセッサーに定義します。
    図 11. プロセッサーへの定義
    「Select Processor / Control Unit」パネル。プロセッサーに対して制御装置を定義するために s が入力されていることを示しています。
  12. プロセッサーの設定値は事前に設定されています。Enter キーを押すと「Select Processor/Control unit」パネルに戻ります。もう一度 Enter キーを押すと「Control Unit List」パネルに戻り、現在定義されている制御装置が表示されています。
    図 12. 現在定義されている制御装置
    「Add Control Unit」パネル。現在定義されている制御装置を示しています。
  13. 次に、装置を定義します。制御装置を選択してから、アクション "Work with attached Devices" を実行します。
    図 13. 装置の定義
    「Control Unit List」パネル。制御装置 DD00 の横に s が入力されていることを示しています。
  14. 空白の装置リストが表示されます。
    図 14. 空白の装置リスト
    「I/O Device List」パネル。装置がないことを示しています。
  15. Add アクションを実行して、前のステップで選択した制御装置に装置を定義します。
    図 15. 制御装置への装置の定義
    「I/O Device List」パネル。コマンド行に入力された add を示しています。
  16. 選択した制御装置に、タイプ IQD の装置を追加します。
    図 16. タイプ IQD 装置の追加
    「Add Device」パネル。装置タイプに入力された iqd を示しています (装置数は入力されていません)。
  17. (この例のように) 装置の数を指定しないままにすると、HCD は 10 台の装置を定義します。
    図 17. 装置数の定義
    「Device / Processor Definition」パネル。装置数 10 を示しています。
  18. Enter キーを押すと、次のパネルが表示されます。
    図 18. オペレーティング・システムへの装置の定義
    「Define Device to Operating System Configuration」パネル。システム MVS1、MVS2、および MVS3 を示しています。
  19. 次に、装置を定義したい各システムで 'S' を選択して、オペレーティング・システムに装置を定義します。
    図 19. システムの選択
    「Define Device to Operating System Configuration」パネル。各システムの横に s が入力されていることを示しています。
  20. 装置パラメーターが、デフォルト値を伴って表示されます。Enter キーを押して、各システムでの定義を完了します。
    図 20. 定義の完了
    「Define Device Parameters / Features」パネル。デフォルト値を示しています。
  21. 入出力装置リスト・パネルに戻るまで Enter キーを押すと、チャネル・パス FF の定義は完了します。
    図 21. 定義の完了
    「I/O Device List」パネル。装置 DD00 から DD0B を示しています。
この例の IOCP 入力サンプルは、次のとおりです。
----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+----7--
         CHPID PATH=(FF),SHARED,                                       *
               PARTITION=((LPAR1,LPAR2,LPAR3),(LPAR1,LPAR2,LPAR3)),    *
               TYPE=IQD,OS=00 
         CNTLUNIT CUNUMBR=DD00,PATH=(FF),UNIT=IQD           
         IODEVICE ADDRESS=(DD00,010),CUNUMBR=(DD00),UNIT=IQD