FTP.DATA ファイルでは、CCXLATE ステートメントまたは XLATE ステートメントを使用して、制御接続またはデータ接続用の初期変換テーブルに使用する特定データ・セットに対応した名前を指定できます。
規則: - FTP.DATA で EXTENSIONS UTF-8 または CTRLCONN がコーディングされる場合、CCXLATE は無視されます。
- FTP.DATA で SBDATACONN がコーディングされる場合、XLATE は無視されます。
FTP は、
name=
fully_qualified_dsn として定義された環境変数を検索します。それぞれの指定は以下のとおりです。
- name
- FTP.DATA でコーディングした XLATE パラメーターまたは CCXLATE パラメーターの値。1 文字から 8 文字までの英数字をコーディングすることができます。
- fully_qualified_dsn
- 完全修飾された MVS™ データ・セット名または z/OS® UNIX ファイル名。
要件: - _FTPXLATE_name 環境変数の name の値には、大文字を使用する必要があります。
- _FTPXLATE_name 環境変数を定義しない場合、name の値は MVS データ・セット修飾子の規則に従う必要があります。
FTP は、
name の値に対応するデータ・セットを、以下のように識別します。
- 環境変数が定義されている場合、FTP は環境変数で定義されたデータ・セット名を使用します。
- 環境変数が定義されていない場合、FTP はデータ・セット名 hlq.name.TCPXLBIN を使用します。
また、任意のクライアントから SITE XLATE= コマンドを発行して、その特定 FTP セッションのデータ接続に使用する変換テーブルを設定することができます。FTP は _FTPXLATE_name という環境変数を検索して、_FTPXLATE_name で定義されているデータ・セット名を使用します。_FTPXLATE_name 環境変数が存在しない場合、サーバーは hlq.name.TCPXLBIN というデータ・セットを検索します。