TCP/IP の接続およびゲートウェイ機能は、データグラムと呼ばれる IP データ・パケットの
物理インターフェースおよびルーティングを処理します。
次の通信インターフェースが、z/OS® Communications Server によってサポートされます。
- CTC
- System z® ESCON チャネル上に確立されたチャネル間 (CTC) 接続によって、TCP/IP ホストにアクセスします。
- LCS
- 以下の装置または機能を使用して TCP/IP ホストへのアクセスを提供します。
- トークンリング、イーサネット、または光ファイバー分散データ・インターフェース (FDDI) ローカル・エリア・ネットワークに接続する、IBM® 3172 相互接続コントローラー
- IBM 8232
- IBM 2216 マルチアクセス・コネクター・モデル 400
- OSA-2 機能: FDDI、イーサネット/トークンリング (EN/TR)、または LAN エミュレーション・モードの ATM
- OSA-Express 機構: 1000BASE-T イーサネット、高速イーサネット、LAN エミュレーション・モードの ATM、または高速トークンリング (HSTR)
- OSA-Express2 機構: 1000BASE-T イーサネット
- MPCIPA
- 以下へのアクセスを提供します。
- MPCOSA
- 高速イーサネットまたは FDDI 用の HPDT MPC モードで構成された OSA-2 アダプターによって、TCP/IP ホストにアクセスします。
- MPCPTP
- マルチパス・チャネル Point-to-Point (MPCPTP) リンクを介して TCP/IP ホスト
にアクセスします。
MPCPTP は IPv4 および IPv6 プロトコルをサポートします。
MPCPTP を次の 2 つの方法で使用して、z/OS Communications Server を稼働する他メインフレーム・ホストに直接接続することができます。
- 一連の複数の System
z チャネルを使用する
- System
z ホストが同じシスプレックスの一部である場合は、XCF サービスを使用するように構成する
MPCPTP は、次の接続オプションの提供にも使用できます。
- 同じ MVS™ ホストで
実行する 2 つの z/OS Communications Server TCP/IP サービス・プロトコル・スタック間の、
ネットワーク接続を必要としない直接通信
- IBM 2216 マルチアクセス・コントローラー・モデル 400、または IBM RS/6000® などのネットワーク接続機構への接続
- IBM 10GbE RoCE Express® 機構
- 「リモート直接メモリー・アクセス (RDMA) による共用メモリー通信」(SMC-R) プロトコルを使用して RDMA 処理を使用できるようにします。
z/OS Communications Server の VTAM® コンポーネントには、これらの通信インターフェースごとに入出力サポートが提供されており、各インターフェースを表すため TRLE (Transport
Resource List entries) を作成 (動的にまたは定義を使用して) する必要があります。