再使用可能オブジェクト

幾つかの AT-TLS 規則条件およびアクション・パラメーターを使用して、名前付きオブジェクトを参照することができます。 複数の規則またはアクションの中で同じ定義を使用する場合は、その定義を繰り返すよりも、単一の名前付きオブジェクトを作成し、それを参照する方が簡単です。 これにより、これらの定義の変更も、より簡単かつ正確に行うことができます。例えば、IpAddrGroup ステートメントを使用して、幾つかの規則で使用される IP アドレスのグループを識別することができます。 この場合、LocalHost といった名前を持つ IP アドレス・グループを参照する TTLSRule ステートメントを定義すると便利です。各スタックの AT-TLS ポリシー・ファイルでは、それぞれのスタックにとってローカルなすべてのアドレスを持つ IP アドレス・グループを定義します。 そして、ポリシー全体を通じてこの単一の参照を使用すれば、各規則条件の中でローカル・アドレスを再コーディングしなくても、すべてのローカル IP アドレスを簡単に表すことができます。