サーバー・システムの構成

サーバー・アプリケーションを実行する各 z/OS® システムでサーバーを構成するために必要な作業については、表 1 を参照してください。

表 1. サーバー・システム用の AT-TLS 構成
作業 指定
鍵リングを作成する サーバー証明書および必要な認証局証明書を含むサーバー鍵リングを作成します。
ポリシー・エージェント・ファイルを作成する
  1. サーバー・スタック用の TcpImage ステートメントを含むポリシー・エージェント・メイン構成ファイルを作成します。
  2. サーバー・スタック用のポリシー・エージェント・イメージ構成ファイルを作成します。
  3. AT-TLS ポリシーがポリシー・サーバーから検索される場合は、イメージ固有の AT-TLS 構成ファイル、およびオプションとして共通 AT-TLS 構成ファイルをポリシー・サーバーで作成します。
AT-TLS 構成を追加する
  1. ローカル AT-TLS ポリシーの場合、TTLSConfig ステートメントをポリシー・エージェント・イメージ構成ファイルに追加して、TTLSConfig ポリシー・ファイルの場所を識別します。
    TTLSConfig	serverpath
  2. リモート AT-TLS ポリシーの場合、PolicyServer ステートメントをポリシー・クライアント・イメージ構成ファイルに追加します。
    PolicyServer
    {
       ClientName  name
       PolicyType  TTLS
       {
          …
       }
       …
    }
    DynamicConfigPolicyLoad ステートメントをポリシー・サーバー・メイン構成ファイルに追加します。
    DynamicConfigPolicyLoad  clientname
    {
       PolicyType TTLS
       {
          PolicyLoad  serverpath
       }
       …
    }
AT-TLS ポリシー・ファイルにステートメントを追加する AT-TLS ポリシー・ステートメントを serverpath ファイルに追加します。
TTLSRule                     XYZServerRule
{ 
       LocalPortRange                     5000	
       JobName                            XYZSRV	 
       Direction                          Inbound
       TTLSGroupActionRef                 XYZGroup
       TTLSEnvironmentActionRef           XYZServerEnvironment
}
TTLSGroupAction              XYZGroup
{
       TTLSEnabled                        On
}

TTLSEnvironmentAction        XYZServerEnvironment
{
       TTLSKeyRingParms
         {
           Keyring                        server_key_ring 
         }
       HandshakeRole                      SERVER
       Trace                              7
} 
InitStack アクセス制御をセットアップする
  1. 各 AT-TLS スタックについて、EZB.INITSTACK.sysname.tcpname プロファイルを定義します。
  2. 管理アプリケーションに、AT-TLS が初期化される前にスタックを使用することを許可します。
このリソース・プロファイル名を作成し、ユーザーにそのリソースへのアクセス権を付与するために必要なセキュリティー製品コマンドの例については、サンプル・データ・セット SEZAINST のメンバー EZARACF を参照してください。
AT-TLS を使用可能にする PROFILE.TCPIP 内に TCPCONFIG TTLS を設定します。