Agent の操作上の考慮事項

シスプレックス内の Agent が停止すると、その Agent が管理対象のシスプレックス・リソースを示す ADNR 管理ネーム・サーバー内の全リソース・レコードは、ネーム・サーバーから削除されます。 これにより、リソースが実際に使用可能であっても使用不可であるかのように見えます。このため、各 Agent の最適な使用可能性を確保するために必要な構成を行うことが重要です。 詳しくは、ステップ 1: アプリケーション障害またはシステム障害時に自動再始動するように Advisor と Agent を構成 (オプション)を参照してください。

また、この Agent は、そのリソースが ADNR から使用不可であるように見えることもできます。それを行うには、この Agent の MODIFY QUIESCE コマンドを使用してリソースを静止します。静止したメンバーに関連したネーム・サーバー内のすべてのリソース・レコードは削除され、追加されて元に戻されません。この状態は、Agent の MODIFY ENABLE コマンドを使用してメンバーが使用可能になるまで、または Agent がいったん停止して再開した場合にメンバーが使用可能になるまで、継続します。