MVS データ・セットとファイルの命名

FTP サブコマンドには、データ・セットまたはファイル名が必要な場合があります。データ・セットの命名に使用される形式は、ホスト・システムによって異なります。システムによっては、データ・セット名の長さを制限するものや、大/小文字の区別をするものもあります。

FTP の //DD ファイル名構文については、FTP による DD 名のサポートを参照してください。

MVS™ のデータ・セット名は、修飾子と呼ばれる 1 つ以上の名前から構成され、それぞれの名前の長さは 1 から 8 文字であり、それぞれの名前の間はピリオドで区切られます。

データ・セット名の左端の修飾子は、上位修飾子 です。データ・セット名の右端の修飾子は、下位修飾子 です。区分データ・セットは、右端にさらにメンバー名が付いて修飾されることがあります。それらの間の修飾子は、中位修飾子と呼ばれます。

例えば、データ・セット名 dog.bulldog.winston では、dog は 上位修飾子であり、bulldog は中位修飾子、winston は下位修飾子です。

TSO 順次データ・セットは、次の形式で指定します。

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                   .----------------.              
                   V                |              
>>-+------------+----+------------+-+--llev_qual---------------><
   '-hlev_qual.-'    '-llev_qual.-'                

TSO 区分データ・セットは、次の形式で指定します。

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>>-+-membername---------------------------------------+--------><
   |                 .----------------.               |   
   |                 V                |               |   
   '-+------------+----+------------+-+--(membername)-'   
     '-hlev_qual.-'    '-llev_qual.-'                     

hlev_qual
データ・セットの上位修飾子を指定します。デフォルトは 現行作業ディレクトリーです。このパラメーターを指定する場合は、データ・セット名全体を単一引用符 (’) で囲まなければなりません。
llev_qual
データ・セットの下位修飾子を指定します。順次データ・セットには、この修飾子を指定しなければなりません。
membername
区分データ・セット (PDS) のメンバー名を指定します。llev_qual または hlev_qual も指定している場合にのみ、membername の前後を括弧で囲まなければなりません。