JESINTERFACELEVEL の相違

FTP JESINTERFACELevel 2 は、JESINTERFACELevel 1 で使用可能な機能を超えて、さらに機能性が向上しました。システムによって許容されるジョブ (JESSPOOL RACF® クラス) は、保留出力クラスであっても非保留出力クラスであっても、表示できるようになりました。内部読み取りプログラムでのジョブの held/dup、実行ジョブの CPU 時間、および完了ジョブの SYSOUT データ・セットの数 などの、ジョブに関する情報も表示することができます。

ユーザーがオペランドを指定せずに DIR サブコマンドを使用した場合、画面は、検索基準の一致を、タスクごとに 1 行で表示します。ユーザーが、特定の JOBID について DIR サブコマンドを使用した場合は、ジョブの状況がリストされ、状況が OUTPUT であれば、このジョブで作成された (およびアクセスの時点で JES スプール・データ・セットで使用可能な) すべて の SYSOUT データ・セットについての情報がリストされます。JOBID が指定されていて、しかもジョブがアクティブである場合は、ジョブ・ステップ名、CPU ビジー、および経過時間についての情報がリストされます。

DIR サブコマンドが (引数なし、引数ありのいずれでも) 実行されるときは常に、JESJOBNAME、JESENTRYLIMIT、JESOWNER、および JESSTATUS フィルター・キーワードを使用して、ユーザーに戻される項目数を制限することができます。すべての JES キーワードをデフォルトに設定し、JESOWNER を USER1 に設定した DIR サブコマンドを発行すると、OWNER として登録されている USER1 を持つすべてのバッチ・ジョブに関する情報が戻されます。JESOWNER の値を空 (スペース) に 設定すると、その値はログイン・ユーザー ID にデフォルト指定されます。
  • すべてのユーザーのジョブをリストするには、値 JESOWNER=* を指定しなければなりません。JESJOBNAME の値を空 (スペース) に設定すると、ログイン・ユーザー ID にアスタリスクの接尾部を付けたものがデフォルトの値になります (ユーザーが USER1 であれば、JESJOBNAME は USER1* にデフォルト指定されます)。
  • すべてのジョブ名をリストするには、値 JESJOBNAME=* を指定しなければなりません。JESSTATUS の値を空に設定すると、その値は出力のすべてのタイプにデフォルト指定されます。
  • 完了したジョブだけをリストするには、値 JESSTATUS=OUTPUT を指定しなければなりません。

DIR、LS、MDELETE、および MGET サブコマンドが、特定のジョブ ID にワイルドカード (*) フィルター操作を認めるのは、JESINTERFACELevel 2 がアクティブの場合だけです。DIR サブコマンドの結果として、LIST FTP コマンドが使用されます。 LS、MDELETE、または MGET サブコマンドの結果として、NLST FTP コマンドが使用されます。

以下の表は、さまざまなレベルの JESINTERFACELevel の動作を要約したものです。マッチング・フィルター という用語は、JESJOBNAME、JESOWNER、 JESSTATUS、および JESENTRYLIMIT までの項目のパラメーターが一致するすべてのジョブを意味します。
サブコマンド JESINTERFACELevel 1 JESINTERFACELevel 2
DIR [*] すべてのジョブ すべてのジョブ・マッチング・フィルター
DIR Jxx すべてのジョブ (Jxx は無視) Jxx (*) の詳細
LS すべてのジョブ ID すべてのジョブ ID マッチング・フィルター
ワイルドカードを指定した LS Jxx すべてのジョブ ID すべてのジョブ・マッチング・フィルター (*)
ワイルドカードを指定しない LS Jxx すべてのジョブ ID (Jxx は無視) すべての Jxx.nnn SYSOUT DS 名マッチング・フィルター (*)
GET Jxx.1 [local-file] 単一の SYSOUT ファイルを戻す 単一の SYSOUT ファイルを戻す
GET Jxx.x [local-file] 区切り文字付きの 1 つのファイルのすべての Jxx SYSOUT ファイル 区切り文字付きの 1 つのファイルのすべての Jxx SYSOUT ファイル
MGET * ジョブごとに 1 つのファイル - 各ファイルは区切り文字付き - ローカル・ファイル名はデフォルトのジョブ ID になる ジョブ・マッチング・フィルターごとに 1 つのファイル - 各ファイルは区切り文字付き - ローカル・ファイル名はデフォルトのジョブ ID になる
MGET jxx MGET * として (Jxx は無視) ジョブ・マッチング・フィルターごとに 1 つのファイル - 各ファイルは区切り文字付き - ローカル・ファイル名はデフォルトの Jxx.nnn (*) になる
DELETE Jxx Jxx 削除 Jxx 削除
DELETE Jxx.1 サポートされない サポートされない
MDELETE * すべてのジョブを削除 すべてのジョブ・マッチング・フィルターを削除
GET jclds outfile サーバー jclds が実行依頼され、すべての出力が区切り文字付きの outfile に戻される サーバー jclds が実行依頼され、すべての出力が区切り文字付きの outfile に戻される

JESINTERFACELevel 2 では、JESOWNER、JESJOBNAME、JESENTRYLimit、および JESSTATUS=OUTPUT に対してデフォルト値が使用される場合、ワイルドカード (*) フィルター操作により JESINTERFACELevel 1 とは異なる項目を戻します。戻されるデータの形式も異なります。

DIR、LS、および MGET サブコマンドの FILETYPE=JES パラメーターでは、すべてのジョブ ID としてアスタリスク (*) を指定することも、特定のジョブ ID を指定することもできます。ジョブ ID を指定しても、そのようなジョブ ID が存在しない場合は、クライアントにエラー応答が戻されます。

個々の GET または DELETE サブコマンドを発行するためにリソース名のリストを入手するには、MGET および MDELETE の カバー範囲で NLST コマンドが使用されます。ジョブ ID の場合、このリストは単に JES ジョブ ID のリストです。SYSOUT データ・ セット ID の場合、このリストは、SYSOUT データ・セット番号を接尾部に付けた JES ジョブ ID のリストであり、 これは、GET サブコマンドおよび DELETE サブコマンドでサポートされるものと同じ構文です。

LIST、NLST、MDELETE、および MGET は、いずれも、JESINTERFACELevel 2 では JESINTERFACELevel 1 とは異なる動作を 示します。これは、LIST および NLST が JESINTERFACELevel 2 の場合にフィルターを使用し、コマンド DIR、 LS、MDELETE、および MGET が LIST と NLST を使用するからです。
  • ジョブ ID の場合、NLST コマンドは以下を戻します。
    JOB00013
    JOB00034
    STC00067
  • SYSOUT データ・セット ID の場合、NLST コマンドは以下を戻します。
    JOB00013.1
    JOB00013.2
    JOB00013.3
    JOB00013.4