z/OS® FTP サーバーに初めてログインしたときは、そのサーバーの初期またはデフォルト作業ディレクトリーが、下記のものによって
判別されます。
- サーバーの FTP.DATA ファイルの STARTDIRECTORY ステートメントに指定されている値
- サーバーに接続したときに使用されたユーザー ID
- ユーザー ID のプロファイルに定義されている接頭部
注: FTP を使用するには、ユーザー ID に OMVS セグメントを定義 (またはデフォルト値として指定) しておかなければなりません。
サーバーに STARTDIRECTORY HFS が定義されている場合、初期作業ディレクトリーはユーザー ID のホーム・ディレクトリー
です。
USER1 の初期作業ディレクトリーの例は、次のとおりです。
/u/user1
サーバーに STARTDIRECTORY MVS™ が
定義されていて、ユーザー ID に接頭部が定義されていない場合、初期作業ディレクトリーはユーザー ID のあとにピリオドが
付いたものになります。
USER1 の初期作業ディレクトリーの例は、次のとおりです。
USER1.
TSO ユーザー ID が資源アクセス管理機能 (RACF®) を介して定義され、PREFIX がユーザー ID に定義されていた場合は、その PREFIX 値が初期作業ディレクトリーとして
使用されます。
TSO ユーザー ID の PREFIX は、TSO PROFILE コマンドを以下のように使用して設定または変更することができます。
- FTP サーバーの MVS システムで、TSO にログインします。
- TSO PROFILE コマンドを使用して新規の PREFIX を設定します。
TSO PROFILE Prefix(prefix)
ここで、
prefix は、ユーザーが選択した任意の TSO 接頭部です。
注: - 左小括弧と右小括弧の両方を入力しなければなりません。
- この時点では、TSO 接頭部は現行の TSO セッションに定義されていますが、ログオフしてログオンするまで RACF または FTP サーバーには認識されません。
- ログオフして新規のデフォルト作業ディレクトリー名を保管します。
これで、FTP サーバーの FTP セッションにログオンするたびに、TSO 接頭部が
デフォルト作業ディレクトリーになるはずです。デフォルト作業ディレクトリーが正しく設定されたことを確認するには、以下のステップを実行してください。
- FTP サーバーに対して FTP セッションを確立します。
- PWD コマンドを発行します。これで、新規のデフォルト作業ディレクトリーと
しての TSO 接頭部が示されるはずです。PWD コマンドの使用法については、PWd サブコマンド - 現行作業ディレクトリーの表示を参照してください。
注: - TSO PREFIX をデフォルト作業ディレクトリーとして使用するには、RACF バージョン 1.9 をインストールし、RACF を介して TSO ユーザー ID を定義しなければなりません。
- z/OS UNIX シェルから FTP サーバーにログインすると、デフォルトのローカル作業ディレクトリーは FTP クライアントが開始されたディレクトリーです。