戻りコード 0 (0) の理由コード

表 1 は、戻りコード 0 を返す呼び出し可能サービスから返される理由コードをリストしたものです。

表 1. 戻りコード 0 (0) の理由コード
理由コード 16 進数 (10 進数) 説明
0( 0) ICSF 呼び出し可能サービスの呼び出しが正常に処理されました。 エラーは検出されませんでした。

ユーザー処置: なし。

2 (2) ICSF 呼び出し可能サービスの呼び出しが正常に処理されました。 マイナー・エラーが検出されました。 サービスで使用された鍵に奇数パリティーがありませんでした。 この鍵は、ユーザー自身がパラメーターとして指定した鍵の可能性があります。 または、この鍵は、ストレージ内の CKDS から取得された鍵の可能性があります (おそらく、多くの場合はこちらです)。

ユーザー処置: このサービスに渡された鍵が非暗号化鍵インポート、複数非暗号化鍵インポート、鍵インポート、セキュア鍵インポート、 または複数セキュア鍵インポートの呼び出し可能サービスを使用して操作可能形式に変換されたときに取得された理由コードを参照してください。 これらのサービスのいずれかによって偶数パリティー鍵が作成されたかどうかを確認してください。 これらのサービスのいずれかによって偶数パリティー鍵が報告された場合は、影響を受ける鍵を知っておく必要があります。 これらのサービスのいずれによっても偶数パリティー鍵が識別されなかった場合、検出された偶数パリティー鍵は CKDS で検出されたものです。 この件を管理者に報告してください。

REASONCODES: ICSF 4 (4)

4 (4) ICSF 呼び出し可能サービスの呼び出しが正常に処理されました。 マイナー・エラーが検出されました。 サービスで使用された鍵に奇数パリティーがありませんでした。 この鍵は、ユーザー自身がパラメーターとして指定した鍵の可能性があります。 または、この鍵は、ストレージ内の CKDS から取得された鍵の可能性があります (おそらく、多くの場合はこちらです)。

ユーザー処置: このサービスに渡された鍵が非暗号化鍵インポート、複数非暗号化鍵インポート、鍵インポート、セキュア鍵インポート、 または複数セキュア鍵インポートの呼び出し可能サービスを使用して操作可能形式に変換されたときに取得された理由コードを参照してください。 これらのサービスのいずれかによって偶数パリティー鍵が作成されたかどうかを確認してください。 これらのサービスのいずれかによって偶数パリティー鍵が報告された場合は、影響を受ける鍵を知っておく必要があります。 これらのサービスのいずれによっても偶数パリティー鍵が識別されなかった場合、検出された偶数パリティー鍵は CKDS で検出されたものです。 この件を管理者に報告してください。

REASONCODES:TSS 2 (2)

8 (8) CKDS 鍵レコード読み取り呼び出し可能サービスでヌルの鍵レコードの読み取りが試みられました。 返された鍵トークンにはヌル・トークンが含まれています。

ユーザー処置: 何も必要ありません。

862 (2146) 呼び出し可能サービスの呼び出しが正常に処理されました。 鍵は、より弱い鍵でラップされました。 この理由コードは、アクセス制御ポイント「Warn when weak wrap - Transport keys」または「Warn when weak wrap - Master keys」が有効になっているときに 返されます。

ユーザー処置: 何も必要ありません。 弱い鍵のラップを禁止する場合は、TKE ワークステーションを使用してアクセス制御ポイント「Prohibit weak wrapping - Transport keys」および「Prohibit weak wrapping - Master keys」を有効にしてください。

87D (2173) 呼び出し可能サービスの呼び出しが正常に処理されました。 鍵トークン・フォーマットは既にペイロード・バージョン 1 (固定長) でした。
BC2 (3010) CSFIQF が正常に呼び出されました。 また、コプロセッサー・アダプターが TKE によって使用不可にされています。
D25 (3365) KDS 多目的サービスが完了しました。 通知メッセージがログに記録されています。
2710 (10000) 呼び出し可能サービスの呼び出しが正常に処理されました。 1 つ以上の鍵 ID に含まれる鍵が、古いマスター鍵による暗号化から現行マスター鍵による暗号化に再暗号化されました。

ユーザー処置: ファイルから操作可能トークンを取得した場合は、 ファイルに含まれるトークンを、ICSF から返されたトークンで置き換えてください。

内部トークンの管理はユーザーの責任となります。 可能性のあるケース (この呼び出しのトークンがファイルからフェッチされたケース、およびこの理由コードが無視されるケース) を検討してください。 次にサービスが呼び出される場合、トークンは再びファイルからフェッチされ、この理由コードが再びサービスから返されます。 マスター鍵が再び変更されるまでこの状況が続く場合は、次に内部トークンを使用するときに、障害が発生します。

2711 (10001) 呼び出し可能サービスの呼び出しが正常に処理されました。 1 つ以上の鍵 ID に含まれる鍵が、古いマスター鍵で暗号化されたものです。 この呼び出し可能サービスでは鍵を再暗号化できませんでした。
2713 (10003) 呼び出し可能サービスの呼び出しが正常に処理されました。 弱い鍵が使用されました。 KEK 鍵の強度はラップ対象の鍵の強度に劣ります。

アクセス制御ポイント「Prohibit weak wrapping - Transport keys」が有効になっていない場合は、この通知理由コードが返されます。 アクセス制御ポイント「Prohibit weak wrapping - Transport keys」が有効になっている場合は、呼び出し可能サービスからエラーを受信することになります。

ユーザー処置: なし。