暗号化フィードバック (CFB) モード

CFB モードでは処理を行う際に初期チェーニング・ベクトル (ICV) を使用します。 CFB モードは暗号化フィードバックによる暗号化を実行します。CFB モードは、ブロックではなくセグメントに対して動作します。セグメント長 (s と呼びます) は、1 ビットから、基盤となるアルゴリズム (DES または AES) のブロック・サイズ (b と呼びます) の範囲になります。ICSF では、セグメント・サイズとして 8 ビットの倍数 (完全なバイト) のみが許可されます。各暗号化ステップでは入力ブロックを受け取り、提供された鍵を使用してその入力ブロックを暗号化して出力ブロックを生成します。続いて、その出力ブロックの最上位 s ビットを受け取って非暗号化テキスト・セグメントと排他的論理和演算します。最初の入力ブロックは ICV で、それに続く各入力ブロックは、直前の入力ブロックの (b-s) 最下位ビットと直前のステップからの暗号化テキスト (s ビット) を連結して完全なブロックを形成します。入力テキストは任意の長さにすることができます。出力テキストは入力テキストと同じ長さになります。