パフォーマンスに関する考慮事項

多くの場合、z/OS オペレーティング・システム・ディスパッチャーは最適なパフォーマンスを提供します。 ただし、ご使用のアプリケーションによる ICSF 機能の使用頻度が高い場合は、IEAAFFN 呼び出し可能サービス (プロセッサー・アフィニティー) を使用して、プログラム (特にアプリケーション内の特定 TCB) を実行するプロセッサーの選択におけるシステム・オーバーヘッドを回避することを検討する必要があります。 システムが暗号機能のあるプロセッサーでプログラムを実行することを保証するために IEAAFFN サービスを使用する必要はないことに注意してください。 システムはこれを自動的に保証します。 ただし、IEAAFFN サービスを使用して選択プロセスに含まれる一部のシステム・オーバーヘッドを回避することができ、これによりプログラムのパフォーマンスは向上します。 IEAAFFN 呼び出し可能サービスの使用について詳しくは、z/OS MVS プログラミング: 高水準言語向け呼び出し可能サービスを参照してください。

IBM では、まずこのオプションを使用せずにアプリケーションを実行することを推奨しています。 パフォーマンスに関してアプリケーションをチューニングする際に、このオプションを検討してください。 アプリケーションのパフォーマンスが改善される場合にのみ、このオプションを使用してください。