出口データ長および出口データ

exit_data_length パラメーターおよび exit_data パラメーターをここで説明します。 パラメーターはすべての呼び出し可能サービスに対する入力です。 すべてのサービスにこれらのパラメーターが必要ですが、一部のサービスはこれらを無視します。

パラメーターはサービス出口での使用を目的としています。 パラメーターの説明にパラメーターの使用目的が示されていますが、ICSF はこの使用法を強制しません。 ICSF はこれらのパラメーターに対する参照を行いません。

Exit_data_length
出口に渡されるデータのストリング長を持つ整数。 データは exit_data パラメーターで識別されます。
Exit_data
呼び出し可能サービスのプリプロセス出口に渡される、インストール・システム出口データ・ストリング。 インストール・システム出口では、データをその独自の処理のために使用できます。

ICSF は、呼び出し可能サービスごとに 2 つのインストール・システム出口を提供します。 プリプロセス出口はアプリケーション・プログラムが呼び出し可能サービスを呼び出したとき、ただし呼び出し可能サービスが処理を開始する前に起動されます。 例えば、この出口は、呼び出し時に渡されるパラメーターを検査または変更する場合、または呼び出しを停止する場合に使用されます。 また、追加のセキュリティー検査を実行するためにも使用できます。

ポストプロセス出口は、呼び出し可能サービスが処理を完了したとき、ただし呼び出し可能サービスがアプリケーション・プログラムに制御を返す前に起動されます。 例えば、この出口は、呼び出し可能サービスからの戻りコードを検査および変更する場合、またはクリーンアップ処理を実行する場合に使用できます。

出口について詳しくは、z/OS Cryptographic Services ICSF System Programmer's Guideを参照してください。