ALET パラメーター指定の呼び出し可能サービス
一部の呼び出し可能サービスには代替エントリー・ポイントがあります (ALET パラメーター使用 - データ・スペースにあるデータの場合)。 これらは、下表に示すように CSNBxxx1 の形式です。 呼び出し可能サービスの関連 64 ビット・バージョン (CSNExxx) の場合、ALET 修飾バージョンの形式は CSNExxx1 になります。
| Verb | 呼び出し可能サービス (ALET なし) | 呼び出し可能サービス (ALET あり) |
|---|---|---|
| 暗号テキスト変換 2 | CSNBCTT2 | CSNBCTT3 |
| 復号 | CSNBDEC | CSNBDEC1 |
| 暗号化 | CSNBENC | CSNBENC1 |
| HMAC 生成 | CSNBHMG | CSNBHMG1 |
| HMAC 検査 | CSNBHMV | CSNBHMV1 |
| MAC 生成 | CSNBMGN | CSNBMGN1 |
| MAC 生成 2 | CSNBMGN2 | CSNBMGN3 |
| MAC 検査 | CSNBMVR | CSNBMVR1 |
| MAC 検査 2 | CSNBMVR2 | CSNBMVR3 |
| MDC 生成 | CSNBMDG | CSNBMDG1 |
| 片方向ハッシュ生成 | CSNBOWH | CSNBOWH1 |
| 対称アルゴリズム復号 | CSNBSAD | CSNBSAD1 |
| 対称アルゴリズム暗号化 | CSNBSAE | CSNBSAE1 |
| 対称鍵復号 | CSNBSYD | CSNBSYD1 |
| 対称鍵暗号化 | CSNBSYE | CSNBSYE1 |
| 対称 MAC 生成 | CSNBSMG | CSNBSMG1 |
| 対称 MAC 検査 | CSNBSMV | CSNBSMV1 |
使用するサービスを選択する際には、以下の事項を考慮してください。
- ALET パラメーターのない呼び出し可能サービスでは、呼び出し側の 1 次アドレス・スペースにデータがあることが必要です。 このようなサービスを使用するプログラムは、IBM Common Cryptographic Architecture: Cryptographic Application Programming Interface に従います。
- ALET パラメーターのある呼び出し可能サービスでは、呼び出し側の 1 次アドレス・スペースまたはデータ・スペースにデータを置くことができます。 これにより、1 回の呼び出しでより多くのデータを暗号化できるようになります。 ただし、このようなサービスを使用するプログラムは IBM Common Cryptographic Architecture: Cryptographic Application Programming Interface には従わず、このプログラミング・インターフェースに従う他の暗号化製品で実行する前に変更を必要とする場合があります。