説明
一部の UNIX システムでは、strip は実行可能ファイルからデバ
ッグ情報を除去します。z/OS では、デバッグ情報を除去するには、再コンパイルする必要があります。strip が実行可能ファイルの内容を変更することは
ありません。これは touch file と機能的に同じです。
ローカライズ
strip は、以下のローカライズ環境変数を使用します。
- LANG
- LC_ALL
- LC_CTYPE
- LC_MESSAGES
- NLSPATH
詳しくは、ローカライズを参照してください。
終了値
- 0
- 正常終了
- 1
- 以下のいずれかによる失敗。
- file が存在していない、または開くことができなかった
- ユーザーが file に対する書き込み許可を持っていない
- file 読み取り中にエラーが起きた
- file が実行可能ファイルではない
- file は実行可能だが、破壊されている思われる
- 2
- file が何もコマンド行に指定されなかった。
メッセージ
以下の
エラー・メッセージが出される可能性があります。
- executable file file: No such file or directory
- 入力ファイルがありません。ファイル名を正しく入力しているか、ファイルが存在するか、検査してください。
- file file1: Not an executable file
- strip は、実行可能ファイルだけに作用します。
- Write permission required to strip file
- ユーザーがこのファイルに対する書き込み許可を持っていません。
- executable file file: Permission denied
- ユーザーがこのファイルに対する読み取り許可を持っていません。
移植性
POSIX.2, X/Open 移植性ガイド, UNIX システム.