trace サブコマンド (dbx 用): トレース情報を出力する

形式

説明

trace サブコマンドは、 プログラムの実行時に、指定されたプロシ ージャー、関数、ソース行、式、または変数についてのトレース情報を出力します。条件を指定することができます。dbx デバッグ・プログラムは、各 trace サブコマンドに対して 1 つの番号を付けます。これらの番号を知るため には、status サブコマンドを使用してください。trace をオフに するためには、delete サブコマンドを使用します。

オプション

atsourceline
トレースされる式を検出するソース行を指定します。
if condition
トレースを開始する条件を指定します。トレースは、 ifcondition が TRUE の場合にのみ開始します。
in procedure
トレースされるプロシージャーまたは変数を検出するプロシージャーを 指定します。

使用上の注意

trace サブコマンドは、dbx デバッグ・プログラムの実行中にのみ 実行できます。

  1. printf() プロシージャーの各呼び出しを毎回トレースするには、以下のように入力します。
    trace printf
  2. hello.c ファイル内の行 22 の実行を毎回トレースするには、以下のように入力します。
    trace "hello.c":22
  3. main プロシージャー内の x 変数の変更を トレースするには、以下のように入力します。
    trace x in main
  4. 相互排他 $m1 が保留されていない場合にのみ行 52 でトレースするには、以下のように入力します。
    trace at 52 if $m2.lock == 0

関連情報

tracei サブコマンド。