stop サブコマンド (dbx 用): プログラムの実行を停止する

形式

説明

stop サブコマンドは、一定の条件が満たされた場合にプログラムの実行を停止します。以下のときにプログラムが停止されます。
  • condition が真である とき (if condition オプションを使用した場合)。
  • sourceline 行番号に到達した とき (at sourceline を使用した場合)。
  • procedure が呼び出された とき (in procedure オプションを使用した場合)。
  • variable が変更された とき (variable 引数を指定した場合)。

dbx デバッグ・プログラムは、各 stop サブコマンドに対してイベント番号を与えます。これらの番号を知るため には、status サブコマンドを使用してください。stop をオフにするため には、delete または clear サブコマンドを使用してください。

オプション

at ["filename":]sourceline
指定された filename、または現在デバッグされているファイルのソース行番号を指定します。特定のファイル名を指定する場合は、filename を引用符で囲み、コロンで "filename" と sourceline を分離する必要があります。例えば、以下のとおりです。
stop at "myfile":1234
if condition
条件 (真など) を指定します。
in procedure
呼び出すプロシージャーを指定します。

使用上の注意

stop サブコマンドは、dbx デバッグ・プログラムの実行中にのみ 実行できます。

  1. main プロシージャー内の最初の実行可能ステートメントで実行を停止するには、以下のように入力します。
    stop in main
  2. 行 12 を実行して x 変数の値が変更された場合に 実行を停止するには、以下のように入力します。
    stop x at 12
  3. 変数 (myvar) の値が 2 より大きい場合に、指定された行 (行 23) で実行を停止するには、以下のように入力します。
    stop at 23 if myvar > 2
  4. スレッド $t2 が行 52 に到達したときにのみ停止するには、以下のように入力します。
    stop at 42 if $t2==$current

関連情報

stopideleteclear、および trace サブコマンド。