readwritelock サブコマンド (dbx 用): アクティブの読み取り/書き込みロック・オブジェクトのリストを表示する

形式

readwritelock [number …]
readwritelock lock
readwritelock unlock
readwritelock holder
readwrite noholder

説明

readwritelock サブコマンドは、アプリケーション・プログラムのアクティブの読み取り/書き込みロック・オブジェクトのリストを表示します。 number パラメーターを用いてリストしたい読み取り/書き込みロック・オブジェクトを指定しない限り、すべてのアクティブの読み取り/書き込みロック・オブジェクトがリストされます。 lock、unlock、holder、または noholder オプションを使用すれば、ロックまたはアンロックされた読み取り/書き込みロック、あるいはホルダー付きまたはホルダーなしの読み取り/書き込みロックだけを選択することもできます。

読み取り/書き込みロック変数を獲得するためには、読み取り/書き込みロック変数が作成される前に、dbx がプログラムをデバッグ中でなければなりません。アプリケーションは、以下のいずれかの方法でコーディングされている必要があります。

C プログラムの先頭に、以下の行を追加します。
```
#pragma runopts(TEST(ALL))
```
または、
CEEXOPT マクロを呼び出すために、TEST(ALL) を指定したアセンブラー・プログラム CEEUOPT をコーディングします。このプログラムのコーディング例については、「z/OS Language Environment プログラミング・ガイド」を参照してください。
または、
_CEE_RUNOPTS 環境変数に test(all) を指定します。
```
export _CEE_RUNOPTS="test(all)"
```

使用上の注意

readwritelock サブコマンドは、dbx デバッグ・プログラムの実行中にのみ実行できます。

例

すべての読み取り/書き込みロック・オブジェクトを表示するには、次のように入力します。
```
readwritelock
```
読み取り/書き込みロック・オブジェクト番号 1 および番号 4 を表示するには、次のように入力します。
```
readwritelock 1 4
```
ロックされたすべての読み取り/書き込みロック・オブジェクトを表示するには、次のように入力します。
```
readwritelock lock
```
アンロックされたすべての読み取り/書き込みロック・オブジェクトを表示するには、次のように入力します。
```
readwritelock unlock
```
ホルダー付きのすべての読み取り/書き込みロック・オブジェクトを表示するには、次のように入力します。
```
readwritelock holder
```
ホルダーなしのすべての読み取り/書き込みロック・オブジェクトを表示するには、次のように入力します。
```
mutex noholders
```