形式
- multproc
- multproc [on]
- multproc [off]
- multproc [parent]
- multproc [child]
説明
multproc サブコマンドは、デバッグ中のプロセスが fork() ランタイム呼び出しを発行する場合の dbx の動作を変更します。デフォルトで、マルチプロセス・デバッグは、dbxが開始されたときは使用不可になっています。オプションが指定されなかった場合は、multproc サブコマンドは
マルチプロセス・デバッグの現行の状況を戻します。
オプション
- on
- dbx は、fork の発生をユーザーに通知し、新しい子プロセスの PID を提示して、親プロセスに従います。
- off
- dbx は、発生するすべての fork を無視します。
- parent
- dbx は、fork の発生をユーザーに通知して、親プロセスに従います。
- child
- dbx は、fork の発生をユーザーに通知して、子プロセスに従います。
使用上の注意
- multproc サブコマンドは、dbx デバッグ・プログラムの実行中にのみ
実行できます。
- multproc サブコマンドは、GUI (ソケット) モード (-p) ではサポートされません。
例
- マルチプロセス・デバッグの現行の状況をチェックするには、以下のように入力します。
multproc
- デバッグ中のプロセスが fork したことを dbx がユーザーに通知するようにするには、以下を入力します。
multproc on
- デバッグ中のプロセスによるすべての fork を dbx が無視するようにするには、以下を入力します。
multproc off