multproc サブコマンド (dbx 用): マルチプロセス・デバッグを使用可能または使用不可にする

形式

説明

multproc サブコマンドは、デバッグ中のプロセスが fork() ランタイム呼び出しを発行する場合の dbx の動作を変更します。デフォルトで、マルチプロセス・デバッグは、dbxが開始されたときは使用不可になっています。オプションが指定されなかった場合は、multproc サブコマンドは マルチプロセス・デバッグの現行の状況を戻します。

オプション

on
dbx は、fork の発生をユーザーに通知し、新しい子プロセスの PID を提示して、親プロセスに従います。
off
dbx は、発生するすべての fork を無視します。
parent
dbx は、fork の発生をユーザーに通知して、親プロセスに従います。
child
dbx は、fork の発生をユーザーに通知して、子プロセスに従います。

使用上の注意

  1. マルチプロセス・デバッグの現行の状況をチェックするには、以下のように入力します。
    multproc
  2. デバッグ中のプロセスが fork したことを dbx がユーザーに通知するようにするには、以下を入力します。
    multproc on
  3. デバッグ中のプロセスによるすべての fork を dbx が無視するようにするには、以下を入力します。
    multproc off

関連情報

fork() 関数。