ignore サブコマンド (dbx 用): シグナルのトラッピングを停止する

形式

ignore [signalnumber | signalname]

説明

ignore サブコマンドは、指定したシグナルがプログラムに 送られる前にそのシグナルのトラッピングを停止します。このサブコマンドは、デバッグ中のプログラムが このようなシグナルを割り込みとして扱う場合に役に立ちます。

トラップするシグナルは、以下のように指定することができます。
  • 番号 (signalnumber 引数を指定する)
  • 名前 (signalname 引数を指定する)

シグナル名は、大文字と小文字は識別されません。SIG 接頭部は オプショナルです。

signalnumber または signalname 引数のいずれも指定 されなかった場合、デフォルトでは、SIGDUMP、SIGHUP、SIGCHLD、SIGALRM、および SIGKILL を除くすべてのシグナルが無視されます。dbx デバッグ・プロ グラムは、SIGKILL または SIGDUMP を捕えることはできません。引数が 指定されなかった場合は、現在無視されたシグナルのリストが表示されます。

使用上の注意

ignore サブコマンドは、dbx デバッグ・プログラムの実行中にのみ 実行できます。

プログラムに送られるアラーム・クロック・ タイムアウト・シグナルを dbx に無視させるには、以下のように入力します。
ignore sigalrm
または
ignore alrm
または
ignore 14

関連情報

catch サブコマンド。