readonly - 変数に読み取り専用のマークを付ける

形式

readonly [–p] [name[=value] ]

説明

readonly は、いずれの name 引数の値に対しても以後の変更をできないようにします。以下の形式のパラメーター
name=value
は、name を読み取り専用にするだけでなく、namevalue を割り当てます。引数を指定しないで readonly を呼び出した場合、読み取り専用として設定した名前を、適切な引用符を使用して、以下の形式でリストします。
Variable="value"

オプション

–p
export name=value の対を表示します。これは、シェルによって読み取られたとき、変数の読み取り専用状況および値を保証します。シェルは出力をフォーマット設定し、同じ属性設定を行うコマンドとしてシェルに再入力するのに適したフォーマットにします。

読み取り専用変数を変更しようとするとエラーで失敗しますので、新しいシェルに移らない限り、出力を正常にソースとすることはできません。

使用上の注意

readonly は、特殊組み込みシェル・コマンドです。

ローカライズ

readonly は、以下のローカライズ環境変数を使用します。
  • LANG
  • LC_ALL
  • LC_MESSAGES
  • NLSPATH

詳しくは、ローカライズを参照してください。

終了値

0
正常終了
1
すでに読み取り専用の変数を、読み取り専用にしようとした。
2
コマンド行引数が正しくないための失敗。

移植性

POSIX.2, X/Open 移植性ガイド.

引数を指定しないで readonly を呼び出した場合の動作は、POSIX 標準の拡張です。

関連情報

aliasshtypeset