形式
jobs [–l|–p]
[job-identifier…]
tcsh シェル: jobs [-l]
説明
jobs は、現行セッション内のプロセスのリストを作成します。
これらのプロセスは、
fg または
kill で容易に識別できるように番号が付けられ、以下の 1 行の情報で説明されます。
[job-identifier] default state shell_command
- job-identifier
- fg および kill などのコマンドが
プロセスを識別するための 10 進数です (これらのコマンドで
使用するときには、job-identifier の前に % を付けます)。
- default
- fg および bg コマンドのデフォルトとなる
プロセス (すなわち、最も新しく延期されたプロセス) を
識別します。default が + の場合は、このプロセスがデフォルト・ジョブです。default が – の場合は、現行のデフォルト・ジョブが終了したときに、このジョブがデフォルト・ジョブになります。+ ジョブおよび – ジョブは、多くても 1 つです。
- ステート
- ジョブを以下のように表示します。
- Running (実行中)
- 延期されておらず、終了していない場合
- 終了
- 正常に終了した場合
- Done(exit status)
- ゼロ以外の終了状況で終了した場合
- Stopped (signal)
- 延期された場合。signal はジョブを延期したシグナル
- shell_command
- プロセスを作成した関連シェル・コマンドです。
tcsh シェルでは、jobs はアクティブ・ジョブをリストします。-l を指定した場合、通常の情報に加えてプロセス ID もリストし
ます。tcsh - C シェルを起動するを参照してください。
オプション
- –l
- ジョブのプロセス・グループ ID を (state の前に) 表示します。
- –p
- すべてのプロセスのプロセス ID を表示します。
–l および –p オプションを一緒に指定することはできません。
ローカライズ
jobs は、以下のローカライズ環境変数を使用します。
- LANG
- LC_ALL
- LC_CTYPE
- LC_MESSAGES
- NLSPATH
詳しくは、ローカライズを参照してください。
使用上の注意
jobs は、組み込みシェル・コマンドです。
終了値
- 0
- 正常終了
- 2
- コマンド行引数が正しくないための失敗。
関連情報
bg、fg、kill、ps、wait、tcsh