コンパイラーの呼び出し

z/OS® XL C/C++ コンパイラーは、以下の構文を使用して呼び出され ます。 invocation は、任意の有効な z/OS C/C++ 呼び出しコマンドで置き換えることができます。

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               .-------------------------------------------.   
               V                                           |   
>>-invocation----+----------------------+--+-------------+-+---><
                 '-command_line_options-'  '-input_files-'     

コンパイラー呼び出しコマンドのパラメーターは、入力ファイル、コンパイラー・オプション、およびリンケージ・エディター・オプションの名前にすることができます。 コンパイラー・オプションは、コンパイラー特性の設定、作成するオブジェクト・コードおよびコンパイラー出力の記述、およびある種のプリプロセッサー機能の実行など、広範囲にわたる機能を実行します。

バインディングせずにコンパイルするときは、-c コンパイラー・オプションを使用します。 -c オプションは、コンパイルの完了後にコンパイラーを停止し、それぞれの file_name.c 入力ソース・ファイルごとに file_name.o というオブジェクト・ファイルを出力として作成します (-o オプションを使用して異なるオブジェクト・ファイル名が指定された場合を除きます)。 バインダーは呼び出されません。後で、-c オプションを付けずにオブジェクト・ファイルを指定して、呼び出しコマンドを使用してオブジェクト・ファイルをバインドすることができます。

注:
  1. このコンパイルで予期されるオブジェクト・ファイルと同じ名前を持つ、以前のコンパイルから作成されたオブジェクト・ファイルがあると、新規オブジェクト・ファイルが作成されない場合でも、それらはコンパイル・プロセスの一部として削除されます。
  2. デフォルトでは、呼び出しコマンドはコンパイラーとバインダーの両方を呼び出します。 呼び出しコマンドは、バインダーにバインダー・オプションを渡します。したがって、呼び出しコマンドはすべてのバインダー・オプションも受け入れます。