形式
fold [–bs]
[–w width] [–width]
[file…]
説明
fold は、標準入力 (stdin) または指定された場合は、各ファイルを読み取ります。 各入力行は、width 文字を超えない行に
分割されます。コマンド行に width を指定しなかった場合は、デフォルトの行の長さは 80 です。出力は、標準出力 (stdout) に送られます。
オプション
- –b
- width を、列位置ではなく、バイト数で指定します。すなわち、fold は、タブ、バックスペース、およびキャリッジ・リターン文字を解釈しません。width で指定された最後のバイトが 2 バイト文字の一部である場合は、fold はその文字を分割しません。その代わり、その行は 2 バイト文字の前で分割されます。
- –s
- 各行を、width 列位置以内の最後のブランクで分割します。この要件に合致するブランクがない場合は、fold は通常の方法で行を分割します。
- –w width
- 行の最大長の width 文字を指定します。
- –width
- –w width と同一の効果です。
ローカライズ
fold は、以下のローカライズ環境変数を使用します。
- LANG
- LC_ALL
- LC_CTYPE
- LC_MESSAGES
- NLSPATH
詳しくは、ローカライズを参照してください。
終了値
- 0
- 正常終了
- 1
- 入力ファイルを開くことができなかったことによる失敗。
- 2
- コマンド行のオプションが正しくないか、width 引数が抜けている。
移植性
POSIX.2, 4.2BSD.
–width オプションは、POSIX 標準の拡張です。