echo — 引数を標準出力に書き込む

形式

echo argument …

tcsh shell: echo [-n] word …

echo は、argument 引数で指定された引数を標準出力に書き出します。 echo は、以下の C スタイルのエスケープ・シーケンスを受け入れます。

引数内に ¥c がない限り、改行付きの最後の引数の後に echo (エコー) が続きます。引数は、標準の引数操作に従って処理されます。

tcsh シェルでは、echo は各ワードをシェルの標準出力に書き出します。それはスペースで区切られ、改行で終了します。

tcsh echo は、以下の C スタイルのエスケープ・シーケンスを受け入れます。

詳しくは、tcsh - C シェルを起動するを参照してください。

echo の重要な使用法の 1 つは、以下のように、ファイル名をコマンド行で展開することです。
```
echo *.[ch]
```
これによって、名前が .c または .h で終わるすべてのファイル (C ソースおよび include (ヘッダー) ファイルが典型的な例) の名前が表示されます。echo は、それらの名前を 1 行に表示します。.c または .h で終わるファイル名が作業ディレクトリーにない場合は、echo は単にストリング *.[ch] を表示します。
echo は、以下のように、少量の入力をフィルターまたはファイルに渡すためにも便利です。
```
echo 'this is¥nreal handy' > testfile
```

echo は、組み込みシェル・コマンドです。

echo は、以下のローカライズ環境変数を使用します。

詳しくは、ローカライズを参照してください。

echo は常に以下の終了状況値を戻します。

POSIX.2, UNIX System V.

POSIX 標準は、エスケープ・シーケンスを含んでいません。したがって、標準に厳格に準拠するアプリケーションでは、それらを使用することはできません。printf を代わりに使用することをお勧めします。