デフォルトで自動変換を抑制するコマンド

表 1 にはバイナリー・データを予想するコマンドがリストされています。これにより自動変換は行われません。
表 1. デフォルトで自動変換を不許可にするコマンド
コマンド 特別な動作
cksum –T を使用して自動変換を可能にする。
compress
  • 読み込まれたファイルに関して自動変換を可能にする。
  • 圧縮ファイルに関して自動変換を不可にし、バイナリーとしてファイルの 自動タグ付けを可能にする。
ファイルのタグ情報を圧縮ファイルには保存できないため、入力時に変換が行われない場合、データが失われる可能性があります。実際に変換させたい場合は、ファイル・タグを変更するか、または _BPXK_AUTOCVT 環境変数により 自動変換を使用不可にします。
dd
  • 自動変換しない。
  • conv=asciiconv=ebcdic、または conv=ibm を指定し、その入力がテキストとしてタグ付けされている場合、ファイル・タグが予想した出力と合致しないと、dd が警告メッセージを出す。
gencat 自動変換しない。
mkcatdefs 自動変換しない。
od –T を使用して自動変換を可能にする。
sum –T を使用して自動変換を可能にする。
uncompress および zcat
  • 読み込まれた圧縮ファイルに関して変換を不可にする。
  • 書き込まれた圧縮解除されたファイルに関して変換を可能にする。
圧縮ファイルは必ずバイナリーとなるため、入力時に圧縮ファイルの変換を可能にする オプションを指定することはお勧めできませんIBM®。ただし、それを行いたい場合、iconv を使用して手動で行う必要があります。
unpack および pcat 自動変換しない。
uudecode 自動変換しない。
uuencode 自動変換しない