bg - ジョブをバックグラウンドに移動する

形式

bg [job…]

tcsh シェル : bg [%job ...]

説明

bg は、1 つ以上のジョブをバックグラウンドで実行します。コマンド行に 与えられる job ID は、これらのジョブを識別します。これらのジョブは、現在停止しているものでなければなりません。job ID を指定しなかった場合は 、bg は最も新しく停止されたジョブを使用します。このコマンドは、ジョブ制御が使用可能になっている場合にのみ作動します。 詳細は、set–m オプションを参照してください。 ジョブ制御は、デフォルトでは z/OS シェルで使用可能になります。

tcsh シェルでは次のとおりです。
  • bg は指定されたジョブ (あるいは、引数なし であれば現行ジョブ) をバックグラウンドに移し、停止していた場合にジョブを続行します。job は番号、ストリング、"、%、+ または - で表すことができます。
  • %job & は、bg コマンドの同義語です。

ローカライズ

bg は、以下のローカライズ環境変数を使用します。
  • LANG
  • LC_ALL
  • LC_CTYPE
  • LC_MESSAGES
  • NLSPATH

詳しくは、ローカライズを参照してください。

使用上の注意

bg は、組み込みシェル・コマンドです。

終了値

0
正常終了
>0
job 引数が正しくないか現行ジョブがないため失敗。

エラーが起きた場合は、bg は終了し、ジョブをバックグラウンドに置くことはしません。

移植性

POSIX.2 ユーザー移植性拡張, UNIX システム.

関連情報

atbatchfgjobssettcsh