Printer Inventory Manager のための環境変数の設定

Infoprint Server は、z/OS システム内のその環境を定義するために、環境変数 を使用します。 環境変数の説明については、「z/OS V2R2.0 UNIX System Services ユーザーズ・ガイド」を参照してください。

このセクションでは、Printer Inventory Manager に影響を与える環境変数のみを説明します。 その他の環境変数は、Print Interface および IP PrintWay™ 拡張モードなど、その他の Infoprint Server のコンポーネントに影響を与えます。 Infoprint Server が使用するすべての環境変数の要約は、環境変数を参照してください。

Printer Inventory Manager およびその他の Infoprint Server デーモンは、以下の場所で指定された環境変数を使用します。
aopstart EXEC
セキュア環境の場合、Printer Inventory Manager はこの EXEC で設定された環境変数を使用します。 さらに、デーモンは、トレース、ロケール、およびメッセージの言語を制御する環境変数などの特定の変数をランタイム環境から受け入れます。 aopstart EXEC は、Infoprint Server がランタイム環境から受け入れる変数をリストします。AOPSTART JCL プロシージャーを 使用して Infoprint Server デーモンを開始する場合は、 そのランタイム変数を AOPSTART JCL プロシージャーの STDENV データ定義 (DD) で指定する必要があります。 ただし、「UNIX System Services (UNIX システム・サービス)」シェルで aopstart コマンドを使用して Infoprint Server デーモンを開始する場合、デーモンは特定の環境をシェルから受け入れます。/etc/profile ファイルには、ほとんどのシェルに適用される環境変数が入っています。
ヒント: 変更の始まりaopstart EXEC は、ISPF の「System Configuration」パネルで「Operating mode」フィールドが z/OS 2.2 に設定されていない場合にのみ使用されます。変更の終わり
変更の始まりaopdemon envar ファイル変更の終わり
変更の始まり動的構成が有効であり、「Operating mode」フィールドが z/OS 2.2 に設定されている場合に、aopstart EXEC の代わりに使用される、オプションのユーザー定義 z/OS® UNIX ファイルまたは MVS™ データ・セット。 UNIX System Services シェルで aopdemon コマンドを使用して Infoprint Server デーモンを開始する場合、デーモンは特定の環境変数をシェルから受け入れます。 envar ファイルを使用すると、デーモン用に他の環境変数を定義することができます。 envar ファイルは、aopdemon コマンドで、または VARFILE DD ステートメントで定義されます (AOPDEMON JCL プロシージャーを使用して Infoprint Server デーモンを開始する場合)。変更の終わり

aoplogu および pidu などの Infoprint Server コマンドは、/etc/profile ファイルから環境変数を受け入れます。

aopstart EXEC の編集方法については、aopstart EXEC の編集を参照してください。 変更の始まりenvar ファイルについては、環境変数ファイル (envar) の作成を参照してください。変更の終わり

/etc/profile ファイルを編集するには、お好みのエディターを使用できます。 例えば、以下を入力します。 変更の始まり
oedit /etc/profile
変更の終わり 環境変数の設定とエクスポートを行うには、z/OS UNIX export コマンドを使用します。
例:
  1. Infoprint Server ライブラリーをデフォルト・ロケーションにインストールしている 場合は、以下の z/OS UNIX export コマンドを /etc/profile ファイルに追加します。
    export LIBPATH=/usr/lpp/Printsrv/lib:$LIBPATH
    export NLSPATH=/usr/lpp/Printsrv/%L/%N:/usr/lpp/Printsrv/En_US/%N:$NLSPATH
    export PATH=/usr/lpp/Printsrv/bin:$PATH
    export MANPATH=/usr/lpp/Printsrv/man/En_US:$MANPATH
  2. 環境変数の値を表示するには、以下の z/OS UNIX echo コマンドを使用します。
    echo $PATH

表 1 は、共通メッセージ・ログおよび pidu コマンドを含めた、Printer Inventory Manager に影響を与える変数を要約したものです。 この表は、変数を設定する必要のある場所を示しています。 「必須」の変数は、設定が必須です。 「オプション」の変数は、デフォルト値がインストール済み環境に適していない場合にのみ設定する必要があります。

表 1. Printer Inventory Manager の環境変数を定義する場所
環境変数 設定する場所
/etc/profile ファイル 変更の始まりaopstart EXEC または envar ファイル変更の終わり STDENV データ・セット (AOPSTART JCL プロシージャー)
変更の始まり_BPX_UNLIMITED_OUTPUT変更の終わり 変更の始まりいいえ変更の終わり 変更の始まりオプション2変更の終わり 変更の始まりいいえ変更の終わり
AOPCONF オプション 変更の始まりオプション2変更の終わり いいえ
AOPMSG_CONF オプション 変更の始まりオプションまたはいいえ1変更の終わり いいえ
変更の始まりAOPRXF_CONF変更の終わり 変更の始まりオプション変更の終わり 変更の始まりオプション2変更の終わり 変更の始まりいいえ変更の終わり
変更の始まりAOPTRACEDIR変更の終わり 変更の始まりいいえ変更の終わり 変更の始まりオプション2変更の終わり 変更の始まりいいえ変更の終わり
AOPVALIDATEDB オプション オプション オプション
変更の始まりAOPXFD_CONF変更の終わり 変更の始まりオプション変更の終わり 変更の始まりオプション2変更の終わり 変更の始まりいいえ変更の終わり
変更の始まりCLASSPATH変更の終わり 変更の始まりいいえ変更の終わり 変更の始まりオプション2変更の終わり 変更の始まりいいえ変更の終わり
変更の始まりJAVA_HOME変更の終わり 変更の始まりいいえ変更の終わり 変更の始まりオプション2変更の終わり 変更の始まりいいえ変更の終わり
LANG オプション オプション オプション
LC_ALL オプション オプション オプション
LC_CTYPE オプション オプション オプション
LC_TIME オプション オプション オプション
LIBPATH 必須 変更の始まりオプション2変更の終わり いいえ
MANPATH 必須 いいえ いいえ
NLSPATH 必須 変更の始まりオプション2変更の終わり いいえ
PATH 必須 変更の始まりオプション2変更の終わり いいえ
TZ オプション オプション オプション
  1. 変更の始まりこの環境変数は、aopstart EXEC の場合は「オプション」、envar ファイルの場合は「いいえ」です。変更の終わり
  2. デフォルトの aopstart EXEC変更の始まり および aopdemon コマンド変更の終わりは、これらの環境変数をデフォルト値に設定します。 デフォルト値が適切である場合、これらの環境変数を aopstart EXEC変更の始まり または envar変更の終わり ファイルで設定する必要はありません。
ヒント: いずれかの Infoprint Server デーモンの実行中に環境変数を変更しても、その設定は、現行のログイン・シェル、デーモン、またはすでに開始しているその他のプロセスでは変更されません。
以下の環境変数は、Printer Inventory Manager の動作に影響を与えます。
変更の始まり_BPX_UNLIMITED_OUTPUT変更の終わり
変更の始まり非ローカル spawn 要求に関して無制限のスプール出力が処理されることを指定します。 aopstart EXEC および aopdemon コマンドは、この変数を _BPX_UNLIMITED_OUTPUT=YES に設定します。 この変数は、除去したり値を変更したりしないでください。変更の終わり
AOPCONF
Infoprint Server 構成ファイルの絶対パス名。 この環境変数は、構成ファイルを /etc/Printsrv/aopd.conf に作成した場合はオプションです。
デフォルト: /etc/Printsrv/aopd.conf
AOPMSG_CONF
Infoprint Server メッセージ構成ファイル aopmsg.conf の絶対パス名。変更の始まり動的構成が有効になっているか変更の終わり、 この構成ファイルを作成しなかったか、または、この構成ファイルをデフォルトの場所に作成した場合は、 この環境変数を設定する必要はありません。
デフォルト: /etc/Printsrv/aopmsg.conf
変更の始まりAOPRXF_CONF変更の終わり
変更の始まりInfoprint Server リモート変換構成ファイル (aoprxf.conf) の絶対パス名。 この環境変数は、この構成ファイルを作成しなかった場合、またはこの構成ファイルをデフォルト・ロケーションに作成した場合はオプションです。
デフォルト: /etc/Printsrv/aoprxf.conf
変更の終わり
変更の始まりAOPTRACEDIR変更の終わり
変更の始まりトレース・ディレクトリーの名前。この環境変数は、トレース・ディレクトリーをデフォルト・ロケーションに作成しなかった場合に設定します。 トレース・ディレクトリーを作成する際には、指定のディレクトリーに対する書き込み権限が AOPADMIN グループに必要です。
デフォルト: base-directory/trace

デフォルトの基本ディレクトリーを使用すると、デフォルトは /var/Printsrv/trace になります。

例: AOPTRACEDIR=/mydirectory/trace
変更の終わり
AOPVALIDATEDB
この環境変数が何らかの値に設定されていると、Infoprint Server は変更の始まり処理変更の終わりを始めるときに内部データベースの妥当性を検査します。 この環境変数はオプションです。 Infoprint Server メッセージにデータベースが壊れている可能性が示されている場合、あるいは IBM® サービス技術員の指示があった場合のみ、この値を指定してください。
デフォルト: この環境変数は設定されません。
例: AOPVALIDATEDB=YES
変更の始まりAOPXFD_CONF変更の終わり
変更の始まりInfoprint Server 変換構成ファイル (aopxfd.conf) の絶対パス名。 この環境変数は、変換構成ファイルをデフォルト・ロケーションに作成しなかった場合に設定します。
デフォルト: /etc/Printsrv/aopxfd.conf
変更の終わり
変更の始まりCLASSPATH変更の終わり
変更の始まりIPP サーバーの Java™ Archive (JAR) ファイルの絶対パス名。

Infoprint Server ファイルをデフォルト・ディレクトリー /usr/lpp/Printsrv にインストールした場合、この環境変数を設定する必要はありません。

Infoprint Server ファイルをデフォルト以外のディレクトリーにインストールした場合は、
CLASSPATH=/directory/classes/ipp.jar:
          /directory/classes/ippreal.jar:
          /directory/classes/ippserver.jar
envar ファイルに追加します。 directory は、Infoprint Server ファイルを含むディレクトリーです。
デフォルト:
/usr/lpp/Printsrv/classes/ipp.jar:
/usr/lpp/Printsrv/classes/ippreal.jar:
/usr/lpp/Printsrv/classes/ippserver.jar
変更の終わり
変更の始まりJAVA_HOME変更の終わり
変更の始まりJava ファイルを位置指定するために使用されるパス。IPP サーバーは 64 ビット・バージョンをサポートしていないので、JAVA_HOME は、 Java の 31 ビット・バージョンのパスを指定する必要があります。 この環境変数は、Java ファイル・パスをデフォルト・ロケーションに作成しなかった場合に設定します。
デフォルト: /usr/lpp/java/J7.1
変更の終わり
LANG
メッセージに使用される言語。Infoprint Server では、メッセージは英語と日本語で用意されています。英語メッセージの場合は En_US を、日本語メッセージの場合は Ja_JP を指定してください。
デフォルト: C (En_US に相当)
LC_ALL
メッセージ中の時刻および日付の情報のフォーマット設定に使用されるロケール。このロケールは、LC_TIME 変数のロケールを指定変更します。
規則: IBM HTTP Server - Powered by Apache 環境変数ファイル (変更の始まりbin/envvars変更の終わり) 内では、 IBM-1047 以外のコード・ページと関連付けられた値を指定しないでください。
例:
  1. aopstart EXEC: LC_ALL=Fr_FR.IBM-297
  2. 変更の始まりbin/envvars変更の終わり file: LC_ALL=Fr_FR.IBM-1047
デフォルト: C (POSIX とも呼ばれます)
LC_CTYPE
Infoprint Server 属性値を妥当性検査するために使用される EBCDIC コード・ページを決定するロケール。
規則: IBM HTTP Server - Powered by Apache 環境変数ファイル (変更の始まりbin/envvars変更の終わり) 内では、以下のようにしてください。
  1. LC_CTYPE 環境変数を指定しないでください。
  2. AOPCENTRAL_CODEPAGE 環境変数は、LC_CTYPE 環境変数に指定されたのと同じ EBCDIC コード・ページ で指定してください。例えば: AOPCENTRAL_CODEPAGE=Fr_FR.IBM-297
例: LC_CTYPE=Fr_FR.IBM-297
デフォルト: C (POSIX とも呼ばれます)。デフォルトのコード・ページは IBM-1047 です。
LC_TIME
メッセージ中の時刻および日付の情報のフォーマット設定に使用されるロケール。Printer Inventory Manager 環境と Infoprint Central 環境に、同じ LC_TIME 値を指定してください。
デフォルト: C (POSIX とも呼ばれます)
LIBPATH
ダイナミック・リンク・ライブラリー (DLL) ファイルの検索に使用されるパス。この環境変数は必須です。 Infoprint Server ファイルをデフォルト・ディレクトリーにインストールしている場合は、既存の値があればすべて /usr/lpp/Printsrv/lib を追加してください。これとは異なるディレクトリーに Infoprint Server ファイルをインストールしている場合は、既存の値にそのディレクトリーを追加してください。
デフォルト: /usr/lpp/Printsrv/lib

このデフォルトは、aopstart EXEC 変更の始まりおよび aopdemon コマンド変更の終わりで設定されます。 この環境変数は /etc/profile ファイルで設定する必要があります。

MANPATH
man ページが入っているディレクトリーのパス。 Infoprint Server man ページは、英語でのみ使用可能です。この変数の値に /usr/lpp/Printsrv/man/En_US を追加してください。 この変数は必須です。
ヒント: 新規ディレクトリー・パス /usr/man/%L を MANPATH 変数の前に追加して、lplpstat、および cancel man ページの Infoprint Server バージョンが表示されるようにしてください。
デフォルト: なし。
NLSPATH
メッセージ・カタログが入っているディレクトリーのパス。 この環境変数は必須です。 LANG 環境変数が Infoprint Server メッセージを受信したい言語を示している場合は、この変数の値に /usr/lpp/Printsrv/%L/%N を追加してください。 それ以外の場合は、以下の値の 1 つを追加してください。
英語
/usr/lpp/Printsrv/En_US/%N
日本語
/usr/lpp/Printsrv/Ja_JP/%N
%L は、LANG 環境変数の値を表しています。 %N はカタログ・ファイル名です。
デフォルト: /usr/lpp/Printsrv/%L/%N:/usr/lpp/Printsrv/En_US/%N: /usr/lib/nls/msg/%L/%N

このデフォルトは、aopstart EXEC 変更の始まりおよび aopdemon コマンド変更の終わりで設定されます。 この環境変数を /etc/profile ファイルに指定する必要があります。

PATH
実行可能ファイルの検索に使用されるパス。 この環境変数は必須です。 Infoprint Server 実行可能ファイルをデフォルト・ディレクトリーにインストールした場合は、/usr/lpp/Printsrv/bin を既存の値に追加してください。 Infoprint Server 版の lplpstat、および cancel の各コマンドが確実に開始されるようにするために、PATH 環境変数の /bin の前にディレクトリーを必ず追加してください。
デフォルト: /usr/lpp/Printsrv/bin:/bin

このデフォルトは、aopstart EXEC 変更の始まりおよび aopdemon コマンド変更の終わりで設定されます。 この環境変数を /etc/profile ファイルに指定する必要があります。

TZ
変更の始まりaoplogu によって表示されるメッセージ中の日付および時刻情報のフォーマット設定に使用されるタイム・ゾーン。

指定できる値については、「z/OS UNIX System Services コマンド解説書」を参照してください。

変更の終わり
関連情報: