QRadar Network Insights アプライアンスのスタック

QRadar Network Insights アプライアンスをスタックして、複数のアプライアンス間でネットワーク・パケット・データのロード・バランシングを行うことにより、パフォーマンスを向上させることができます。 スタック・アプライアンスは、データ処理と分析を分散させることで、処理できるデータ量が増え、最も高い検査レベルでのフローのスループット・パフォーマンスを向上させることができます。

スタックできるのは、 QRadar Network Insights 1920 (アプライアンス・タイプ 6200) および QRadar Network Insights 1940 (アプライアンス・タイプ 6600 および 6610) アプライアンスのみです。 スタック内のすべてのアプライアンスが同じアプライアンス・タイプでなければなりません。 例えば、 QRadar Network Insights 1920 アプライアンスと 1940 アプライアンスを同じスタックに入れることはできません。また、6200 アプライアンス、6600 アプライアンス、または 6610 アプライアンスの組み合わせを持つスタックを作成することもできません。

デプロイメント内で複数のスタックを使用でき、各スタックは最大で 4 つのアプライアンスを持つことができます。 スタック内のいずれかのアプライアンスで障害が発生し、そのアプライアンスが使用不可になった場合は、スタック全体が影響を受けます。 例えば、スタック内の最初のアプライアンスでハードウェア障害が発生した場合、残りのスタック・アプライアンスではデータが受信されません。

QRadar Network Insights 1901 アプライアンスをスタックすることはできません。また、ソフトウェア・インストール済み環境でアプライアンスをスタックすることもできません。

アプライアンスをスタックする場合は、ネットワーク・ケーブル構成も変更する必要があります。 ネットワーク・カードの配置と向きは、インストールするアプライアンスによって異なります。 ご使用のアプライアンスのケーブル接続図を確認するには、 QRadar Network Insights アプライアンスを参照してください。

1920 アプライアンスのスタック

QRadar Network Insights アプライアンス (タイプ 6200) をスタックできます。 各 QRadar Network Insights 1920 アプライアンスは、2 つの Napatech カードで構成されます。 アプライアンスがスタンドアロン構成とスタック構成のどちらの一部であるかによって、1 枚目の Napatech カードのポート構成は変わります。

スタンドアロン構成
スタンドアロン構成では、1 枚目の Napatech カードの 4 つのポートが、ネットワーク・タップからのインバウンド・トラフィックを受け入れるように構成されます。

2 枚目の Napatech カードは、内部で構成されるロード・バランサーです。 このカードのポートは使用しないでください。使用してもデータは取得されません。

スタック構成
スタック構成では、1 枚目の Napatech カードの 4 つのポートが再構成され、インバウンド・トラフィック用のポートが 2 つ、アウトバウンド・トラフィック用のポートが 2 つある状態になります。 これらのポートはリンクされたペアとして構成されるため、ポート 0 に着信したデータはポート 2 から送信され、ポート 1 に着信したデータはポート 3 から送信されます。
スタンドアロン構成と同様に、スタック構成では 2 枚目の Napatech カードは使用できません。

1940 アプライアンスのスタック

QRadar Network Insights 1940 (タイプ 6600 および 6610) アプライアンスをスタックして、ネットワーク・パケットを複数の Napatech カードに分散させることができます。 アプライアンスをスタックすることで、処理できるデータ量が増え、より多くのトラフィックを検査できます。 各 QRadar Network Insights 1940 アプライアンスは、2 つの Napatech カードで構成されます。 アプライアンスがスタンドアロン構成とスタック構成のいずれに含まれるかによって、1 枚目の Napatech カードのポート構成が変わります。

スタンドアロン構成
スタンドアロン構成では、1 枚目の Napatech カードの 2 つのポートが、ネットワーク・タップからのインバウンド・トラフィックを受け入れるように構成されます。

2 枚目の Napatech カードは、内部で構成されるロード・バランサーです。 このカードのポートは使用しないでください。使用してもデータは取得されません。

スタック構成
スタック構成では、1 枚目の Napatech カードの 2 つのポートが再構成され、一方のポートはインバウンド・トラフィック用に、もう一方のポートはアウトバウンド・トラフィック用に構成されます。

ポートは、データがポート 0 で着信し、ポート 1 で発信されるように構成されます。 最初のアプライアンスでは、ポート 0 がネットワーク・タップ・ポートまたはスパン・ポートに使用されます。 次に、トラフィックは同じカードのポート 1 にミラーリングされ、このポート 1 がスタック内の次のアプライアンスのポート 0 にデータを送信します。

スタンドアロン構成と同様に、スタック構成で 2 番目の Napatech カードを使用することはできません。