JavaScript サーバー・サイド API
JavaScript アダプターは、IBM MobileFirst™ Platform Server JavaScript API を使用して、他のアダプターの呼び出し、アダプター・アクティビティーのログの記録、構成プロパティーの値の取得、IBM MobileFirst Analyticsへのアクティビティーの報告、および要求発行者の ID の取得などの、サーバー関連操作を実行できます。
MFP.Server および MFP.Logger
JavaScript サーバー・サイド API は、次の 2 つのクラスで提供されます。
- MFP.Server:サーバー操作用
- MFP.Logger: ロギング用
API の使用例を以下のセクションに示します。
- セキュリティー
- MFP.Server.getTokenIntrospectionData 関数は、クライアントのセキュリティー・コンテキストおよびクライアント登録データへのアクセスを提供します。
以下の例では、この関数を使用して、認証済みユーザーの表示名を取得しています。
AuthenticatedUser user = securityContext.getAuthenticatedUser(); return "Hello " + user.getDisplayName(); }
- アダプター・プロシージャーの呼び出し
- MFP.Server.invokeProcedure を使用すると、同じサーバー内の他のアダプターへの要求を容易に実行できるようになります。
次の例では、この関数を使用して JavaScript アダプターを呼び出す方法を示します。
詳しくは、アダプターの構成を参照してください。function callAnotherProcedure() { var invocationData = { adapter : “JsAdapter”, procedure : “getStories” }; return MFP.Server.invokeProcedure();}
- 構成プロパティー
- MFP.Server.getPropertyValue 関数により、アダプターがアダプター構成からプロパティーを読み取れます。
例えば、 databaseName というユーザー定義のプロパティーがあるとします。その値を取得するために、以下のコードを作成できます。
詳しくは、アダプターの構成を参照してください。var dbName = MFP.Server.getPropertyValue(‘databaseName’);
- 分析
- MFP.Server.logActivity 関数は、IBM MobileFirst Analytics に情報を報告します。
例えば、 ストリング Getting account balance を送信するには、次のようなコードを書きます。
function getBalance(user) { MFP.Server.logActivity(‘Getting account balance); // perform operation }
- ロギング
- JavaScript API は、MFP.Logger クラスによってロギング機能を提供します。 これには、4 つの標準ロギング・レベルに対応した 4 つの関数が含まれています。