CocoaPods でのオプション・フレームワークの追加

CocoaPods で、MobileFirst 機能を既存の MobileFirst Xcode プロジェクトに追加することができます。

1. Xcode プロジェクトのロケーションでコマンド・ライン端末を開きます。
2. pod init コマンドを実行して Podfile ファイルを作成します。
3. 同じく Xcode プロジェクトのルートで、新規 Podfile ファイルを開きます。
4. 既存の内容をすべてコメント化するか削除します。
5. iOS バージョンを含む以下の行を追加し、変更を保存します。

   use_frameworks!
   platform :ios, [version]
   pod '[pod_name]'

   例えば、Xcode 9 を使用した OpenSSL ポッドの場合、以下のようなファイルになります。

   use_frameworks!
   platform :ios, 9.0
   pod 'IBMMobileFirstPlatformFoundationOpenSSLUtils'

   注: 前の構文では、最新バージョンの IBMMobileFirstPlatformFoundationOpenSSLUtils ポッドをインポートします。 最新バージョンの MobileFirst を使用しない場合、 バージョンを指示する必要があります。 例えば、IBMMobileFirstPlatformFoundationOpenSSLUtils の特定のパッチ・バージョン 8.0.2016021411 をインポートする場合、以下のような行になります。

   pod 'IBMMobileFirstPlatformFoundationOpenSSLUtils', '8.0.2016021411'

6. オプション: watchOS の開発をしている場合、Podfile には、メイン・アプリケーションと watchOS 拡張のそれぞれに対応するセクションが含まれていなければなりません。

#use the name of the app
xcodeproj 'MyWatchApp'

use_frameworks!

#use the name of the iOS target
target :MyWatchApp do
    platform :ios, 9.0
    pod 'IBMMobileFirstPlatformFoundation'
    end
#use the name of the watch extension target
target :MyWatchApp WatchKit Extension' do
    platform :watchos, 2.0
    pod 'IBMMobileFirstPlatformFoundation'
end

target は、以下のメイン iOS アプリケーションと watchOS 拡張に一致する必要があります。

メイン・アプリケーション・セクションには、ここに記載された任意のフレームワークを含めることができます。 ただし、watchOS 拡張でサポートされるのは、IBMMobileFirstPlatformFoundation ポッドのみです。 watchOS について詳しくは、watchOS 2 用の開発を参照してください。

7. Xcode プロジェクトが閉じていることを確認します。
8. pod install コマンドを実行します。このコマンドは、 IBMMobileFirstPlatformFoundation ポッドと Podfile に指定されている他のすべてのポッド、およびそれらの依存関係をインストールします。 次に、このコマンドは、ポッド・プロジェクトを生成し、クライアント・プロジェクトを MobileFirst SDK と統合します。 また、MobileFirst 以外の必要な依存関係も追加します。
9. コマンド・ラインから open [ProjectName].xcworkspace と入力して、 Xcode で [ProjectName].xcworkspace ファイルを開きます。 このファイルは、[ProjectName].xcodeproj ファイルと同じディレクトリーにあります。
10. いくつかのフレームワークのヘッダーをインポートする必要があります。 メイン・フレームワークは、以下のようにインポートされます。 Push または JSONStore を使用している場合は、独立したインポートを組み込む必要があります。

    プッシュ

    Objective C の場合:

    #import
    <IBMMobileFirstPlatformFoundationPush/IBMMobileFirstPlatformFoundationPush.h>

    Swift の場合:

    import IBMMobileFirstPlatformFoundationPush

    JSONStore

    Objective C の場合:

    #import <IBMMobileFirstPlatformFoundationJSONStore/IBMMobileFirstPlatformFoundationJSONStore.h>

    Swift の場合:

    import IBMMobileFirstPlatformFoundationJSONStore

    watchOS

    Objective C の場合:

    #import <IBMMobileFirstPlatformFoundationJSONStore/IBMMobileFirstPlatformFoundationWatchOS.h>

    Swift の場合:

    import IBMMobileFirstPlatformFoundationWatchOS