メッセージ・ドメイン出口 XMEOUT

XMEOUT 出口を使用して、 CICS メッセージ・ドメインを使用する CICS® および CICSPlex SM メッセージを抑止または転送することができます。

出口プログラムには以下の制限があります。
  • システム・コンソールまたは一時データ・キューに送信されたメッセージのみを抑止または転送することができます。 端末オペレーターに送信されるメッセージを抑止または転送することはできません。 端末オペレーターに送信されたメッセージに対しては、XMEOUT は呼び出されません。
  • メッセージ・ドメインを使用するメッセージのみを抑止または転送することができます。 これが適用される CICS メッセージは、 CICS メッセージから判別できます。 XMEOUT を呼び出すことができる各メッセージの説明には、「 XMEOUT パラメーター/メッセージ挿入」というタイトルのリストが含まれています。メッセージに XMEOUT パラメーターがリストされていない場合、メッセージは出口を呼び出すことができません。 例えば、メッセージ DFHDX8320 は XMEOUT を呼び出すことができますが、メッセージ DFHDU0205 はできません。
    CICSPlex SM の場合、XMEOUT が呼び出されるのは、EYULOG という宛先を持つメッセージの場合のみです。これは、このようなメッセージがメッセージ・ドメインを使用するメッセージであるからです。 これがどのメッセージに適用されるかは、 CICSPlex SM メッセージから判別できます。
    注: XMEOUT 出口を呼び出す CICSPlex SM メッセージは、EYULOG からではなく、ジョブ・ログまたはコンソールからのみ転送または抑止できます。
  • CICSPlex SM Web ユーザー・インターフェース・メッセージを転送または抑止することはできません。
  • メッセージのテキストを変更したり、メッセージの挿入を変更したりすることはできません。 これを行おうとすると、 CICS は変更を無視します。
  • CICS 初期設定の初期段階で発行されたメッセージを抑止または転送することはできません (その時点では出口を使用可能にすることができないため)。
  • 元のメッセージ宛先に 1 つ以上の一時データ・キューが含まれていない限り、 CICS シャットダウン中にメッセージを一時データ (TD) キューに転送することはできません。 これを行おうとすると、メッセージは元の宛先にルーティングされ、コンソールに対してメッセージ DFHME0120I が発行されます。 ユーザー出口プログラムはメッセージ DFHME0120I を転送することはできませんが、このメッセージを抑止することはできます。

    この制限が必要なのは、一時データ・キュー機能が終了した後でも、メッセージ・ドメインが CICS シャットダウン中にメッセージを処理する必要があるためです。

    CICS シャットダウンが開始されたかどうかを調べるために、出口プログラムはメッセージ DFHME0120の最初のインスタンスを検査することができます。 DFHME0120 の発行後に、TD キューへのメッセージの転送を停止することができます。

注: メッセージが一時データ・キューに転送されているときに、一時データ要求が失敗すると、メッセージは失われます。 MEME 例外トレース・ポイント ID X'0328' が書き込まれます。 このトレース・エントリーの解釈ストリングに、一時データ要求が失敗した理由が示されています。

重要

再帰の危険性があるため、XMEOUT 出口プログラムで以下のメッセージを転送しようとしないでください。
  • 一時データ・プログラムによって生成されるすべての DFHTDxxxx メッセージ。
  • DFHUS0002 から DFHUS0006 の範囲のユーザー・ドメイン・メッセージ、およびメッセージ DFHUS0150
  • トランザクション・マネージャー・メッセージ DFHXM0212DFHXM0213DFHXM0304、および DFHXM0308
  • アプリケーション・メッセージ DFHAP0001DFHAP0002DFHAP0004DFHAP0601DFHAP0602、および DFHAP0603
  • ゼロ以外の TRIGLEV 値を使用して定義された区画内キューに対するすべてのユーザー・ドメイン (DFHUSxxxx) メッセージ (ユーザー・ドメインがエラー・リカバリー処理を実行中に生成されたメッセージの場合)。

メッセージ定義テンプレートには、noreroute と呼ばれる標識が含まれています。 発行されているメッセージが XMEOUT 出口プログラムによって一時データキューに転送できない場合、この標識がオンに設定されます。 標識のアドレスは UEPNRTE 出口固有パラメーターの XMEOUT に渡されます。 出口プログラムは、この標識の値を検査してから、特定のメッセージを転送するかどうかを決定することができます。

注: 出口プログラムが不適格なメッセージを転送しようとすると、メッセージ・ドメインは転送を禁止し、代わりにメッセージ DFHME0137とともにメッセージをコンソールに発行します。

この制限の影響を受ける各メッセージは、 CICS メッセージの注によって識別されます。

APPLID (アプリケーション ID) をオプション・パラメーターとしてメッセージに入れて渡すことができます。 ただし、メッセージに挿入されたアプリケーション ID は、現行 CICS システムのアプリケーション IDではない可能性があります。 例えば、CICSPlex SM MAS が CMAS に転送される場合、MAS システムのアプリケーション ID が渡されることがあります。この場合、メッセージに含まれているのは MAS システムの アプリケーション ID であり、現行システム (CMAS) のアプリケーション ID ではありません。

出口プログラムでは、パラメーター・リストの以下のフィールドが指すアドレスに保持されている値を変更することによって、メッセージを抑止または転送することができます。 プログラムでその他の値セットを変更することはできません。
  • UEPMROU (経路コード)
  • UEPMNRC (経路コードの数)
  • UEPMTDQ (一時データ・キュー名)
  • UEPMNTD (TDQ の数)

DFHAP1900 メッセージをモニターするための XMEOUT の使用

特定のシステム・プログラミング・インターフェース・コマンドによって CICS システム構成に変更が加えられると、メッセージ DFHAP1900 が発行されます。 該当するコマンドは、SETPERFORMENABLEDISABLE、または RESYNC です。 コマンドは、一時データ・キュー CADS に書き込まれます。 DFHAP1900 メッセージは、動的構成変更の監査を提供することができ、モニター判別にも役立ちます。 詳しくは、 監査可能な SPI コマンドを参照してください。

注: 出口で SPI コマンドを発行すると DFHAP1900 メッセージが出される可能性があるため、この出口で SPI コマンドを発行しないでください。