BPD の期限および作業スケジュールの設定

プロセス・インスタンスの期限とは、プロセス・インスタンスに関連するすべてのアクティビティーが完了すると考えられる予想日時のことです。 実行時には、この期限を使用して、プロセス・インスタンスが予定通り完了に進んでいるかどうかが計算されます。 期限は、プロセスに関連するタスクを受け取ったユーザーの作業スケジュールに影響されます。

このタスクについて

デフォルトでは、ビジネス・プロセス定義 (BPD) の各インスタンスの期限は、プロセス開始の 14 日後です。 インスタンスの実際の期限は、BPD に対して指定されている作業スケジュールに影響されます。

BPD のデフォルトの作業スケジュールはすべて、以下のディレクトリーの 99Local.xml 構成ファイルで指定します。ここで、server_typeprocess-server または process-center のいずれかです。 PROFILE_HOME¥config¥cells¥cell_name¥nodes¥node_name¥servers¥server_name¥server_type¥config¥system. BPD の作業スケジュールを指定しない場合、または use default の設定をそのままにした場合には、BPD のインスタンスに関する日付の計算は、構成ファイル内の <default-work-schedule> に基づいて行われます。

各 BPD に対して、独自の期限と作業スケジュールを指定できます。

手順

  1. BPD の「概説」タブで、プロセス・インスタンス全体の完了にかかる時間を反映した「期日までの日数」フィールドに値を指定します。 所要時間として「日」を選択する場合は、経過時間に時間数と分数を追加することもできます (例えば、2 日間、4 時間、および 30 分間)。
  2. 「作業スケジュール」セクションに、ユーザーが作業を行うことができる就業時間を指定します。
    • 「時間スケジュール」には、作業を実行できる通常の業務時間を指定します。 例えば、タスクを実行するユーザーが、月曜日から金曜日の午前 9 時から午後 5 時まで作業可能であると想定される場合は、リストからそのスケジュールを選択できます。
    • 「タイム・ゾーン」には、現行 BPD の実行中インスタンスに適用する時間帯を指定します。 すべての標準時間帯が使用可能です。
    • 「休日のスケジュール」は、標準の時間スケジュールの例外となる日付のリストです。
    注: 一部のアクティビティーが、特定の作業スケジュールのユーザーにより実行されると想定される場合は、そのアクティビティーの「プロパティー」ビューで、そのアクティビティーに対して異なる作業スケジュールを指定できます。
    すべての「作業スケジュール」の値に対して、事前定義変数を用いた JavaScript 式を使用できます。 String (String 生成 JavaScript) か、TWTimeSchedule または TWHolidaySchedule 変数を返す JavaScript のいずれかを入力することができます。 String を使用すると、IBM® BPM は、それらのルールに従って名前でスケジュールを検索します。 TWSchedule 変数の 1 つを使用すると、IBM BPM は、スケジュールが適切に埋められているものと想定します。 TWTimeSchedule 変数または TWHolidaySchedule 変数のパラメーターを表示するには、それらを「システム・データ」Toolkit から開きます。

    また、全体的な BPD の作業スケジュールを動的に設定し、作業スケジュール全体を TWWorkSchedule 変数に格納するように IBM BPM サービスも作成することができます。 TWWorkSchedule 変数には、timeScheduletimeZone、および holidaySchedule の各パラメーターが含まれます。 TWWorkSchedule 変数のパラメーターを表示するには、変数を「システム・データ」Toolkit から開きます。

時間と休日のスケジュールの管理

このタスクについて

JavaScript API を使用して、時間と休日のスケジュールを管理することができます。アクティビティーの時間と休日のスケジュールは、「実装」タブで設定できます。 新しい時間または休日のスケジュールを追加すると、そのスケジュールはすぐにオーサリング環境で時間または休日のスケジュール・リストで使用できるようになります。
注: デフォルトの休日または時間のスケジュールは削除しないでください。デフォルトのスケジュールは、99Local.xml 構成ファイルに指定されています。デフォルトのスケジュールを変更するには、99Local.xml ファイルの変更が必要です。

休日のスケジュールを作成するには、以下のステップを実行します。時間のスケジュールを作成する場合も同様のステップを使用します。

手順

  1. 以下のスクリプトのようなサーバー・スクリプトを使用して、統合サービスを作成します。
    var holidaySchedule = new tw.object.TWHolidaySchedule();
              holidaySchedule.name = "holidaySchedule" + new Date().getTime();
              holidaySchedule.dates = new tw.object.arrayOf.Date();
              holidaySchedule.dates[0] = new tw.object.Date();
              holidaySchedule.dates[0].parse("20100101", "yyyyMMdd");
              holidaySchedule.dates[1] = new tw.object.Date();
              holidaySchedule.dates[1].parse("20100223", "yyyyMMdd");
              holidaySchedule.dates[2] = new tw.object.Date();
              holidaySchedule.dates[2].parse("20100308", "yyyyMMdd");
              holidaySchedule.dates[3] = new tw.object.Date();
              holidaySchedule.dates[3].parse("20100501", "yyyyMMdd");
              holidaySchedule.dates[4] = new tw.object.Date();
              holidaySchedule.dates[4].parse("20100824", "yyyyMMdd");
              holidaySchedule.dates[5] = new tw.object.Date();
              holidaySchedule.dates[5].parse("20091231", "yyyyMMdd");
    		  tw.system.addHolidaySchedule(holidaySchedule). 
  2. 統合サービスを保存して実行します。
    注: 統合サービスの実行後、新しい休日のスケジュールが Process Designer で使用できるようになるまでに多少の時間がかかる可能性があります。新しい休日のスケジュールをすぐに使用するには、モデル化を開始する前に Process Designer を再始動してください。
  3. ビジネス・プロセス定義 (BPD) を作成し、デフォルト・サービスを持つアクティビティーを追加します。
  4. 開始から終了までのフロー内のアクティビティーをリンクします。
  5. アクティビティーの「実装」タブで、作成した休日のスケジュールを選択してから、時間のスケジュールを 7AM-7PM (毎日) に設定します。
  6. BPD を保存します。
  7. BPD を実行してから、「Process Inspector」タブを開いて、期限の計算を確認します。