クリティカル・パスの管理機能により、Process Portal で処理を行うユーザーは、プロセス・インスタンスのさまざまな実行パスの特定、およびさまざまな状況でプロセス・インスタンスの完了に必要となる時間の分析を行えます。 ユーザーはまた、クリティカル・パス分析の結果に応じてプロセスまたはアクティビティーの期限を変更することにより、プロセスの管理品質を向上できます。 クリティカル・パス分析を Process Portal で実行できるようにするには、Process Designer で BPD に対してこの機能を使用可能に設定する必要があります。
このタスクについて
プロセスのクリティカル・パス分析を使用可能にすることにより、指定された IBM® Process
Portal ユーザーが、プロセス・インスタンスのクリティカル・パスを管理するために以下のアクションを実行できるようになります。
- プロセスを通過する、楽観的パス、悲観的パス、および統計的に可能性の高いパスを表示する
- 実行中のプロセス・インスタンスが完了に向けて進んでいるかどうかを判別する
- 実行中のインスタンスが存続している任意の時点で、プロセス・インスタンスの期限を変更する
- プロセス・インスタンス内のタスクの期限を調整して、インスタンスを正しい方向に戻す
手順
以下の手順に従って、Process Portal のユーザーがプロセスに対して「クリティカル・パスの管理」機能を使用できるようにします。
- IBM Process
Designer で BPD を開きます。
- 「概要」タブをクリックします。
- 「拡張」セクションで「クリティカル・パス管理を許可する」オプションが使用可能に設定されていることを確認します。
IBM Process
Designer で作成されるすべてのプロセス定義は、デフォルトでクリティカル・パス管理が使用可能に設定されます。 前バージョンの IBM Business Process Manager を使用して作成した BPD をインポートする場合、インポートされるプロセス定義は自動的にクリティカル・パス管理が使用可能に設定されます。
- 期限は、プロセスまたはタスク・インスタンスの作成時間より計算され、BPD 全体に対して、また個別のアクティビティーに対しても設定できます。 デフォルト値が提供されますが、目的に応じてそれらを以下のように変更できます。
- BPD 全体の期限を設定するには、BPD の「概説」タブに移動します。
- 個別のアクティビティーの期限を設定するには、ダイアグラム内でアクティビティーを選択し、「実装」タブの「優先順位の設定」の下で期限を指定します。
- 履歴データの収集および統計的に最も可能性の高いプロセス実行のパスの計算を可能にするには、BPD の「概説」タブの「トラッキングを使用可能にする」フィールドを選択します。 トラッキング設定を更新する場合は、プロセス・インスタンスのデータが収集される前に、更新されたトラッキング定義を Business Performance Data Warehouse に送信する必要があります。
タスクの結果
Process Portal で、ユーザーは、プロセスを通過する最長パス、最短パス、および最も可能性の高いパスを表示できるようになります。 また、現行のビジネス・データに応じて、プロセス・インスタンスまたは特定のタスクに対する期限を調整することもできます。
注: 管理者は、ランタイム参加者グループを使用して、クリティカル・パス分析ツールにアクセスできるユーザーのセットを指定します。