Solaris における実行時サーバー・メモリー不足エラーの除去 (非推奨)

Solaris オペレーティング・システム (非推奨) で IBM® Business Monitor サーバーを始動している途中で、メモリー不足エラー (java.lang.OutOfMemoryError: PermGen space) が報告され、サーバーが正常に始動されません。 MaxPermSize Java 仮想マシン (JVM) パラメーターの値を更新する必要があります。

MaxPermSize 値が不十分だと、 次のエラーが SystemOut.log または First Failure Data Capture (FFDC) ログに記録されることがあります。
  • java.lang.OutOfMemoryError: PermGen space
サーバーを始動し、モデルをデプロイし、その他の処理 (イベントの送受信など) を実行するための十分なメモリーを 確保するには、サーバー・スクリプトを更新して、MaxPermSize 値を十分に確保しなければならないことがあります。 テストでは、IBM Business Monitor サーバーが正常に始動するための十分な値は 次のとおりであることが示されました。
  • スタンドアロン・サーバー実行時: 384M
  • デプロイメント・マネージャー・サーバー実行時: 256M
  • フェデレーテッド・サーバー実行時 (ND-1 クラスター・トポロジーの下): 384M
ご使用のシステムのリソースおよび要件によっては、別の MaxPermSize 値を設定しなければならない場合があります。

プロシージャー

シチュエーションに応じて、以下のいずれかを行ってください。
  • 作成されたプロファイルの server.xml ファイルにある MaxPermSize 値を増やす場合は、 以下の手順を実行します。
    1. profile_root/profile_name/config/cells/cell_name/nodes/node_name/servers/server_name/server.xml にアクセスします。
    2. このファイルを開いて、genericJvmArguments を探します。 ファイルの終わりに向かって スクロールダウンして、jvmEntries 属性のところで genericJvmArguments プロパティーを見つけます。
    3. genericJvmArguments パラメーターの最後の値として -XX:MaxPermSize=384m を追加します。 例:
      <jvmEntries xmi:id="...genericJvmArguments="${IBMSCMX} ${IBMGCPOLICY_GENCON} -XX:MaxPermSize=384m">
  • サーバーを正常に始動できるが、後からサーバーがメモリー不足になる場合は、 管理コンソールを使用して MaxPermSize を増やします。
    1. 管理コンソールにログインします。
    2. 「サーバー (Servers)」 > 「サーバー・タイプ (Server Types)」 > 「WebSphere アプリケーション・サーバー (WebSphere application servers)」 > server name をクリックします。
    3. 「サーバー・インフラストラクチャー」の下で「Java およびプロセス管理 (Java and Process Management)」 > 「プロセス定義」 > 「追加プロパティー」 > 「Java 仮想マシン (Java Virtual Machine)」をクリックします。
    4. 「汎用 JVM 引数 (Generic JVM arguments)」フィールドで MaxPermSize 値を -XX:MaxPermSize=numeric value に変更します (numeric value は最大ヒープ・サイズに対して入力された値の 4 分の 1 です)。例えば、最大ヒープ・サイズが 3000 M の場合は、MaxPermSize を 750 M に設定します。 最大ヒープ・サイズが 2048 M 未満の場合は、MaxPermSize を 256 MB に設定します。
      重要: 「汎用 JVM 引数 (Generic JVM arguments)」フィールドに MaxPermSize が 存在しない場合は追加してください。 ただし、フィールド内の既存の情報は置き換えないでください。
    5. 「OK」をクリックして、変更を保存します。
    6. 「保存」をクリックして、変更内容をマスター構成に保存します。
    7. 管理コンソールからログアウトします。
    8. サーバーを再始動します。