SQL Server データベース・サーバーを使用する Process Server のインストールおよび構成

Process Server には、開発、テスト、ステージング、または実稼働のためのさまざまなビジネス・プロセスをサポートできる 1 つのビジネス・プロセス・マネジメント・ランタイム環境が用意されています。

始める前に

「標準インストール」オプションを使用して IBM® Business Process Manager Express をインストールするには、プロセス・データベース、Performance Data Warehouse データベース、および共通データベースが存在し、空の状態であることを確認する必要があります。

インストール時に以下の情報を指定できるように準備しておいてください。
  • データベース認証用のユーザー名とパスワード
  • データベース・サーバーのホスト名とポート
  • プロセス・データベースの名前
  • Performance Data Warehouse データベース名
  • 共通データベースの名前
パスポート・アドバンテージからダウンロードしたイメージからインストールする場合は、必要なイメージをすべてダウンロードしたことを確認してください (Intel 版 Linux システムの場合は 3 つのディスク・イメージ、その他の Linux システムの場合は 2 つのディスク・イメージ)。DVD イメージからインストールする場合は、DVD から圧縮ファイルを取得します。どちらの場合も、圧縮ファイルからすべてのファイルをハード・ディスク上の同じ場所に解凍します。
制約事項: スペースも特殊文字も含まないディレクトリーにインストール・ファイルを解凍してください。スペースまたは特殊文字を含むディレクトリー・パスからランチパッドを開始することはできません。

このタスクについて

標準インストール・プロセスでは、製品ランチパッドから、ソフトウェアをインストールし、スタンドアロン・プロファイルを構成します。したがって、後からプロファイル管理ツールや manageprofiles コマンドを使用してプロファイルを作成する必要はありません。IBM WebSphere SDK Java Technology Edition 7 (Java 7) もインストールされ、プロファイルで使用されます。必要に応じて、別のバージョンの Java を使用するようにプロファイルを切り替えることもできます。詳しくは、IBM BPM で使用される Java のエディションの切り替えを参照してください。

1 つの IBM Installation Manager だけで、IBM Business Process Manager の複数のインスタンスをインストールできます。

手順

  1. オプション: インターネットに接続している場合、標準インストール・プロセスでは、最新のフィックスパック・レベルまたはリフレッシュ・パック・レベル、および推奨される暫定修正に、製品が自動的にアップグレードされます。これらのアップグレードをインターネットからではなくローカル・ディレクトリーからインストールする場合や、修正レベルを指定する場合は、プロパティー・ファイルを変更して、インストール対象のアップグレードがある場所を Installation Manager に対して指定できます。
    次のファイルを作成します。
    • /user_home_directory/bpm_updates.properties
    注: bpm_updates.properties ファイルに指定されているフォルダーに対する読み取り/書き込み権限があることを確認します。
    ファイルでは、ifixfixpack、および launchpad という 3 つのプレフィックスが使用されます。各プレフィックスの後には 1 つのピリオドが続いていなければなりません。接頭部およびピリオドより後の名前は任意の文字列にすることができるため、暫定修正、フィックスパック、およびランチパッド・アップグレードについて複数のロケーションを指定できます。ロケーションには、ローカル・ディレクトリーまたは URL のいずれかを指定できます。以下のコードは、プロパティー・ファイル内の接頭部および名前の例を示します。
    ifix.1=/bpmUpdates
    fixpack.2=http://test/rep
    launchpad.1=/launchpad_updates
    fixpack.WAS_REP=/WAS_updates
    fixpack.BPM_REP=/BPM_updates
  2. イメージを解凍したディレクトリーに移動し、以下のコマンドを入力してランチパッドを開始します。
    extract_directory/launchpad.sh
    一度に実行できるランチパッドは 1 つだけです。
  3. オプション: ランチパッドの更新を求めるプロンプトが出された場合は、「更新」をクリックします。自動的に更新がインストールされ、ランチパッドが再始動されます。 インターネットにアクセスできないため、更新をローカル・ディレクトリーからインストールする場合は、ステップ 1 で説明した該当するランチパッド接頭部付きのプロパティー・ファイルを変更して、インストール対象の更新がある場所を Installation Manager に対して指定できます。
  4. ようこそ」ページで、「標準インストール」をクリックします。
  5. Process Server のインストール」を選択し、「次へ」をクリックします。
  6. Process Server の情報を指定します。
    • ホスト名: このフィールドには、ご使用のマシンの名前が表示されます。
    • ロケーション: Process Server のインストール・ロケーションを入力するか、「参照」をクリックしてロケーションを選択します。
      注:
      • インストール・ロケーションには、空のディレクトリー、または存在せず、インストール中に作成されるディレクトリーを指定する必要があります。
      • DB2 Express をインストールしているので、インストール・ロケーションに各国語のストリング (NLS) を含めることはできません。
    • 環境のタイプ: Process Server をどのように使用するかを選択します。Process Server の実動ライセンスを持っている場合は、タイプを「実動」に設定します。Process Server の非実動ライセンスを持っている場合は、他のいずれかのタイプを選択します。
      • 開発キャパシティーでサーバーを使用する場合は、「開発」を選択します。
      • サーバーを実動させる前に変更内容をホストするための一時的なロケーションとしてサーバーを使用する場合は、「ステージング」を選択します。
      • サーバーを負荷テストなどのテスト環境として使用する場合は、「テスト」を選択します。
      • 実動キャパシティーでサーバーを使用する場合は、「実動」を選択します。
    • 名前: Process Server 環境の名前を指定します。 Process Center から、この Process Server への接続に、この名前が使用されます。
      制約事項: 同じセル内に実動サーバーと非実動サーバーを混在させないでください。
    • セルの管理アカウントの「ユーザー名」および「パスワード」を指定します。セル管理者は、WebSphere® Application Server の 1 次管理者です。 このロールに割り当てられているユーザーは、他の管理者ロールを割り当てることができ、セルとトポロジーの管理を行います。このロールに割り当てられているユーザーは、IBM Business Process Manager Express コンポーネントの管理は行いません。このロールを持っていると、すべてのインターフェースにアクセスできます。これにより、ユーザーは、プロセス・アプリケーションとツールキットを含む、使用可能なすべてのタイプのライブラリー項目とライブラリー資産を変更または削除できます。このロールのユーザーは、プロセス・サーバー、Performance Data Warehouse、および内部ユーザーと内部グループも管理します。Process Center サーバー上にプロセス・アプリケーションをデプロイするユーザーは、このロールが割り当てられている必要があります。
    この Process ServerProcess Center に接続しない場合は、「このサーバーをオフラインで使用する」を選択します。プロセス・アプリケーションのスナップショットをデプロイする際にもオフライン・サーバーは使用できますが、オフライン・プロセス・サーバーにプロセス・アプリケーションをデプロイする方法は、オンライン・プロセス・サーバーにプロセス・アプリケーションをデプロイする方法とは異なります。
    「このサーバーをオフラインで使用する」を選択しなかった場合は、このサーバーが接続する Process Center に関する以下の情報を指定します。
    • 「ホスト名」: この Process ServerProcess Center と通信するために使用する ホストまたは仮想ホストを入力します。完全修飾ホスト名を使用します。Process ServerProcess Center サービスとの間にロード・バランサーまたはプロキシー・サーバーが存在する環境の場合は、ここでの設定内容が、Process Center にアクセスするために使用される URL と一致していることを確認してください。
    • ポート: Process Center のセキュア・ポート番号を入力します。Process ServerProcess Center との間にロード・バランサーまたはプロキシー・サーバーが存在する環境の場合は、ここでの設定内容が、Process Center にアクセスするために使用される URL と一致していることを確認してください。インストール・プロセスではセキュリティー証明書がインポートされ、2 つのコンポーネントは SSL 接続を使用して相互に通信します。
    • ユーザー名: Process Center ユーザー名を入力してください。Process Server は、このユーザーとして Process Center に接続します。SSL トラストストアを更新する権限を持たないユーザー名を指定した場合、インストールは成功しますが、SSL 証明書はインポートされないため、接続を手動で構成する必要があります。手順については、関連トピックのリンクを参照してください。
    • パスワード: Process Center ユーザーのパスワードを入力します。
    Process Center への接続を確認するには、「接続のテスト」をクリックします。ユーザー名とパスワードの組み合わせが正しくない場合、またはカスタム・コンテキスト・ルートが Process Center に対して設定されている場合は、接続の試行が失敗することがあります。カスタム・コンテキスト・ルートが設定されている場合は、標準インストール・パスの代わりにカスタム・インストール・パスを使用する必要があります。
  7. セルの管理アカウントの「ユーザー名」および「パスワード」を指定します。 セル管理者は、WebSphere Application Server の 1 次管理者です。 このロールに割り当てられているユーザーは、他の管理者ロールを割り当てることができ、セルとトポロジーの管理を行います。このロールに割り当てられているユーザーは、IBM Business Process Manager Express コンポーネントの管理は行いません。このロールは、すべてのインターフェースに対するアクセス権限を提供します。これにより、ユーザーは、プロセス・アプリケーションとツールキットを含む、使用可能なすべてのタイプのライブラリー項目とライブラリー資産を変更または削除することができます。このロールのユーザーは、プロセス・サーバー、Performance Data Warehouse、および内部ユーザーと内部グループも管理します。Process Center サーバー上にプロセス・アプリケーションをデプロイするユーザーは、このロールが割り当てられている必要があります。
  8. 「次へ」をクリックします。
  9. 「はい」を選択して、既存のデータベースを使用します。
  10. 必要なデータベース情報を指定します。
    表 1. SQL Server の場合の必須のデータベース構成フィールド
    フィールド 必要なアクション
    ユーザー名

    Windows 認証を使用しない場合に必要です。

    データベースで認証を行うユーザー名を入力してください。
    制約事項: ユーザー名に各国語のストリング (NLS) が含まれていてはなりません。
    パスワード

    Windows 認証を使用しない場合に必要です。

    データベースで認証を行うパスワードを入力してください。

    Windows 認証情報を使用してデータベースに接続するように指定する場合は、「Windows 認証を適用」オプションを選択します。このオプションを選択すると、これまでのフィールドが非アクティブになります。
    ホスト名 デフォルト値 localhost をそのまま確定するか、データベース・サーバーの正しいホスト名 (例えば、IP アドレス) を入力します。
    ポート デフォルト値 1433 をそのまま確定するか、サーバーの正しいポート番号を入力します。
    共通データベース名 デフォルト値の CMNDB を受け入れるか、共通データベースの名前を入力します。
    プロセス・データベース名 デフォルト値の BPMDB を受け入れるか、プロセス・データベース名を入力します。
    Performance Data Warehouse のデータベース名 デフォルト値の PDWDB を受け入れるか、Performance Data Warehouse データベース名を入力します。
  11. 「次へ」を クリックして先に進みます。IBM サービス・リポジトリーに接続するための IBMid とパスワードを指定するように求めるプロンプトが表示されます。
    注: ローカルのプロパティー・ファイルを使用する場合は、IBMid とパスワードを指定する必要はありません。

    WebSphere Application Server および IBM Business Process Manager の修正など、フィックスパックおよび必須暫定修正をインターネットからダウンロードしてインストールするには、サービス・リポジトリーへの接続が必要です。IBMid とパスワードは、http://www.ibm.com で登録を行うことで取得できます。

    必須修正をダウンロードせずにインストールを続行するには、「キャンセル」をクリックするか、「インストールの要約」ページの「サポート・アカウントを使用してインストールに更新を含めてください」オプションをクリアします。

    製品のインストールが正常に完了したら、Installation Manager を使用して必須修正をインストールできます。

  12. 「インストールの要約」ページで、インストール・オプションを検証し、ご使用条件を確認します。ご使用条件の条項に同意する場合は、「使用条件と注意事項を読んで同意しました (I have read and accepted the license agreement and notices)」をクリックします。
  13. 「ソフトウェアのインストール (Install Software)」をクリックします。

タスクの結果

インストールが正常に終了すると、クイック・スタート・コンソールが自動的に開始します。Process CenterProcess Server との間の接続のためのセキュリティー証明書のインポートに失敗した場合は、SSL 通信を手動で構成する必要があります。

次のタスク

環境およびアプリケーションのセキュリティーについて詳しくは、セキュア環境の作成を参照してください。