フローの収束および分岐

ゲートウェイは、シーケンス・フローの分岐と収束を制御し、ランタイム・プロセスまたはケース・インスタンスが受け取ることのできるパスのブランチとマージを決定します。

このタスクについて

包括的ゲートウェイと排他的ゲートウェイは、フローの特定のポイントで尋ねられる質問と考えることができます。質問には、ゲートとして動作する選択型応答のセットが定義されています。プロセスまたはケースは、有効な応答が提供されるまで進行することができません。質問は、JavaScript 条件を使用してモデル化することができます。これが評価された後、フローは進行を許可されます。
注: ケース管理機能が使用可能なのは、基本ケース管理機能がインストールされている IBM BPM Advanced がある場合のみです。

プロセス・フロー・ダイアグラムまたはサービス・フロー・ダイアグラムに、以下のタイプのゲートウェイをモデル化できます。

表 1. プロセス・ダイアグラムでモデル化できるゲートウェイのタイプ
コンポーネント・アイコン ゲートウェイ・タイプ 説明
並列ゲートウェイ・アイコン
並列 (AND)

使用可能なすべてのパスをプロセスが通るようにする場合は、並列的分岐ゲートウェイを使用します。

使用可能なすべてのパスを収束する場合は、並列的合流ゲートウェイを使用します。

包括的ゲートウェイ・アイコン
包含 (OR)

指定した条件に基づいて使用可能なパスを 1 つ以上通る場合は、包括的分岐ゲートウェイを使用します。

すべてのアクティブなパスがランタイム実行を完了した後に複数のパスを単一パスに収束させる場合は、包括的分岐ゲートウェイのダウンストリームを使用します。 包括的結合は、各パスのアップストリームをチェックして、パスがアクティブであるかどうかを判断し、アクティブな場合は待機します。 そうでない場合は、待機することなくトークンを次へと受け渡します。
排他的ゲートウェイ・アイコン
排他 (XOR) 条件に応じて、複数のパスの中の 1 つのみ を通ることができるプロセスまたはサービス・フロー実行のポイントをモデル化する場合に使用するか、または複数の着信パスのいずれかのトークンがゲートウェイを通って渡される場合にプロセス実行のポイントをモデル化するために使用します。
注: 排他的ゲートウェイは、ヒューマン・サービスで実装できる唯一のゲートウェイです。詳しくは、排他的ゲートウェイの実装を参照してください。
イベント・ゲートウェイ・アイコン
イベント 発生したイベントに応じて、複数のパスの中の 1 つのみ をたどることができる、プロセス実行内のポイントをモデル化する場合に使用します。 特定のイベント (メッセージの受信やタイマー・イベントなど) によって、使用するパスが決まります。イベント・ゲートウェイは、イベント・ゲートウェイのモデル化の説明に従い、特定の方法でモデル化されることが必要です。
制約事項: ヒューマン・サービスでは、ゲートウェイ実装のサポートは、排他的ゲートウェイに対してのみ提供されます。

ゲートウェイの使用時には、以下の点に注意してください。

包括的ゲートウェイおよび排他的ゲートウェイの実装について詳しくは、ゲートウェイの例を参照してください。

ゲートウェイをプロセス・ダイアグラムまたはヒューマン・サービス・ダイアグラムに追加するには、以下の手順を実行します。

手順

  1. ゲートウェイをパレットからダイアグラム上にドラッグします。
  2. ゲートウェイの上に表示されるボックスにゲートウェイ名を入力します。
  3. 必要なシーケンス・フローを作成します。ゲートウェイに向かうフローとそこから出るフローの両方を作成します。 デフォルトのシーケンス・フローは、ゲートウェイから次のアクティビティーまでに作成する最初のシーケンス・フローです。 ゲートウェイでは、実装プロパティーでシーケンス・フローを並べ替えることにより、デフォルト・フローを変更できます。
  4. ダイアグラムでゲートウェイをクリックし、プロパティーの「一般」オプションをクリックします。
  5. 一般プロパティーの「動作」セクションでリストをクリックして、ゲートウェイ・タイプを選択します。 以下の表に示すその他のフィールドはオプションです。
    表 2. 一般プロパティーの「動作」セクションのオプション・フィールド
    フィールド 説明
    名前を表示 ゲートウェイに指定する名前はダイアグラムに表示されます。 ダイアグラムに名前を表示したくない場合には、このチェック・ボックスをクリアにします。
    表示アイコン IBM® Business Process Manager が提供するデフォルト以外のアイコンを使用する場合には、使用するイメージのパス名を指定します。このオプションは、ヒューマン・サービスで実装されている排他的ゲートウェイには適用されません。
    資料 ゲートウェイの説明を入力します。
    ゲートウェイ・タイプ 実装したいゲートウェイのタイプがリストから選択されていることを確認してください。 上記の表に、使用可能なゲートウェイのタイプが説明されています。このオプションは、ヒューマン・サービスで実装されている排他的ゲートウェイには適用されません。
  6. ゲートウェイの実装を構成します。
    1. 包括的ゲートウェイおよび排他的ゲートウェイの場合は、「実装」タブをクリックします。 各出力シーケンス・ラインについて、パスに従うかどうかを制御する (JavaScript の) 条件が必要になります。(定義できる条件のタイプについて詳しくは、ゲートウェイの例を参照してください。) Default Line として表示されるシーケンス・フローは、すべての条件が false として評価されたときにプロセスまたはサービス・フローが従うシーケンス・フローであることを確認してください。そうでない場合には、希望するシーケンス・フローがデフォルトとして指定されるまで、ラインを再配列してください。
      注: デフォルトのシーケンス・フローには条件がありません。
    2. イベント・ゲートウェイの場合は、イベント・ゲートウェイのモデル化を参照してください。
  7. メイン・ツールバーの「保存」をクリックします。