SQL Server の場合は、データベースが新規バージョンの IBM® Business Process Manager で動作するように、既存のスキーマおよびデータをアップグレードします。
図 1. 既存のスキーマおよびデータが更新された後のサンプル環境。ソース環境は稼働しておらず、データベースは使用されていません。データベースには、更新されたスキーマおよびデータが含まれています。ターゲットは稼働していませんが、スタンドアロン環境が含まれています。
DBUpgrade コマンドを実行して、
IBM Business Process Manager V8.5.6 と共に使用するために既存のデータベース・スキーマおよびデータを変更します。
DBUpgrade ユーティリティーは、以下の項目を
V8.5.6 に更新します。
- システム・データ・ツールキット
- Process Portal プロセス・アプリケーション
- 雇用サンプル・チュートリアル・プロセス・アプリケーション
注: DBUpgrade ユーティリティーは、システム・データ・ツールキットを IBM Business Process Manager V8.5.6 に更新しますが、既存の依存関係を自動的に更新することはありません。マイグレーション後に依存関係を更新する必要があります。
始める前に
マイグレーションを進める前に、ソース環境がシャットダウンされていることを確認してください。
SQL データベースにアクセスするように構成されているユーザーが、データベースをアップグレードするために必要な特権を持っていることを確認してください。
IBM Business Process Manager V8.5.6 で使用する既存の SQL Server データベース・スキーマおよびデータを変更するには、以下のデータベース特権が必要です。
サポートされるデータベース・バージョンのリストについては、システム要件を参照してください。
手順
- フォルダー target_deployment_manager_profile/dbscripts/Upgrade/ 全体を、データベース・コンピューターにコピーします。
- 新規メッセージング・エンジン・データベースを作成せずに、代わりに以前のメッセージング・エンジン・データベースおよびスキーマを再利用する場合は、それぞれの既存のメッセージング・エンジン表を手動で除去する必要があります。
ヒント: メッセージング・エンジン表の名前には、SIB 接頭部を使用します。
- データベース・コンピューター上ですべてのスキーマをアップグレードします。
アップグレードされるスキーマを確認するには、Upgrade フォルダーをコピーしたディレクトリーに移動し、upgradeSchemaScriptsHelp_de_name.txt ファイルを参照します。
Upgrade フォルダーをコピーしたディレクトリーに移動して、upgradeSchemaAll コマンドを実行します。upgradeSchemaAll コマンドは、ソース内のデプロイメント環境ごとに異なります。
重要: Windows 認証を使用している場合、upgradeSchemaAll は実行できず、SQL セッションを使用して SQL スクリプトを直接実行する必要があります。
upgradeSchemaAll_de_name.sh
各データベース接続のユーザー名とパスワードの入力を求めるプロンプトが出されます。
このコマンドでは、新しいデータベース・コンポーネントが初期化され、Process Server データベースと Performance Data Warehouse データベースを除く既存のすべてのデータベースのスキーマがアップグレードされます。
これらの 2 つのデータベースは、後で DBUpgrade コマンドでアップグレードされます。 SQL スクリプトを手動で実行する場合は、SQL セッションを使用して、Upgrade_folder/upgradeSchemaScriptsHelp_de_name.txt ファイルにリストされている順序でスクリプトを実行し、以下のパラメーターとコマンドを使用します。
osql -e -b -U username -P password -i script_name -o log name
ここで、- -e は、プロンプトでコマンドをエコー出力することを指定します
- -b は、エラーが発生したらスクリプトを終了することを指定します
- -U は、ユーザー名を指定します
- -P は、パスワードを指定します
- -i は、入力ファイルを指定します
- -o は、すべての出力をファイルにリダイレクトすることを指定します
Business Space データベースをアップグレードするスクリプトを実行したときに、照会の結果が空の表であるという警告メッセージか、または FETCH、UPDATE、または DELETE に対する行が見つからなかったという警告メッセージが表示されることがあります。このメッセージは、無視してもかまいません。
result.log ファイルは、Upgrade_folder/cell_name または cell_name.de_name/database_type/database_name.schema_name にあります。
- サンプルの migration.properties ファイルをコピーして、target_migration.properties に名前変更します。
ターゲット環境の構成情報を使用して、ファイルを更新します。 サンプル・ファイル内の説明に従って、すべてのターゲット・プロパティーを確認し、必要に応じて編集します。サンプル・ファイルは install_root_8.5/util/migration/resources/migration.properties にあります。
すべてのプロパティーが (ソース環境ではなく) ターゲット環境に変更されたことを確認します。target.config.property.file プロパティーの値が、ターゲット環境の作成で使用した構成プロパティー・ファイルの絶対パスに設定されていることを確認します。profile.name の値を、新しいスタンドアロン・プロファイルの名前に設定することも必要です。
- Windows の認証が有効になっている SQL Server を使用している場合は、DBUpgrade ユーティリティーを実行する前に、sqljdbc_auth.dll ファイルを WAS_home/jdbcdrivers/SQLServer/auth/platform から WAS_home/java/jre/bin にコピーします。
- データベースを V8.5.6 にアップグレードするには、ターゲット環境のサーバー上で DBUpgrade ユーティリティーを実行します。DBUpgrade コマンドは、Process Server および Performance Data Warehouse のスキーマおよびデータを自動的にアップグレードします。
ヒント: デフォルトでは、DBUpgrade では、Process Server データベースと Performance Data Warehouse データベースのスキーマとデータの両方がアップグレードされます。
スキーマを別個に更新する手順については、DBUpgrade コマンド行ユーティリティーの参照トピックを参照してください。
重要: このユーティリティーを実行する前に、ソース環境のデプロイメント・マネージャーとすべての管理対象ノードが停止していることを確認してください。
install_root/bin/DBUpgrade.sh -propertiesFile target_migration_properties_file
ここで、- target_migration_properties_file は、ターゲット環境の構成情報が指定されているマイグレーション・プロパティー・ファイルの絶対パスです。
例:
install_root/bin/DBUpgrade.sh -propertiesFile /opt/BPM85/util/migration/resources/target_migration.properties
このコマンドは、各データベース・アップグレード・アクションをその進行に伴って表示します。すべてのアップグレードが終了すると、以下のようなメッセージが表示されます。
All upgrade steps have been completed successfully.
ログの場所が出力に示されます。エラーや例外がある場合は、そのログに表示されます。
次のタスク
アップグレード・ログに、「META-INF***** のリソースをロードできませんでした」という警告メッセージが表示される場合があります。このメッセージは、無視してもかまいません。