MFT 転送入出力ユーザー出口の使用

Managed File Transfer 転送入出力ユーザー出口を使用して、 Managed File Transfer 転送の基礎となるファイル・システム入出力作業を実行するようにカスタム・コードを構成することができます。

通常、 MFT 転送の場合、エージェントは、転送に適したファイル・システムと対話するために、いずれかの組み込み入出力プロバイダーを選択します。 組み込み入出力プロバイダーは、次のタイプのファイル・システムをサポートします。
  • 通常の UNIX タイプおよび Windows タイプのファイル・システム
  • [z/OS]z/OS® 順次データ・セットおよび区分データ・セット ( z/OS のみ)
  • [IBM i]IBM® i ネイティブ保存ファイル ( IBM i のみ)
  • IBM MQ キュー
  • リモート FTP および SFTP プロトコル・サーバー (プロトコル・ブリッジ・エージェントのみ)
  • リモート Connect:Direct® ノード ( Connect:Direct ブリッジ・エージェントのみ)

サポートされていないファイル・システムまたはカスタム入出力動作が必要なファイル・システム用に、転送入出力ユーザー出口を作成することができます。

転送入出力ユーザー出口は、ユーザー出口に既存のインフラストラクチャーを使用します。 しかし、この転送入出力ユーザー出口が他のユーザー出口と異なるのは、 各ファイルの転送処理中に転送入出力ユーザー出口の機能に対して複数回のアクセスが行われるということです。

エージェント・プロパティー IOExitClasses (agent.properties ファイル内) を使用して、ロードする入出力出口クラスを指定します。 各出口クラスは、次のようにコンマで区切ります。
IOExitClasses=testExits.TestExit1,testExits.testExit2
転送入出力ユーザー出口の Java インターフェースは、次のとおりです。
IOExit
入出力出口が使用されているかどうかを判別するために使用されるメインの入り口点。 このインスタンスによって、IOExitPath インスタンスが作成されます。

エージェント・プロパティー IOExitClasses には IOExit 入出力出口インターフェースを指定するだけで十分です。

IOExitPath
抽象インターフェースを表します。例えば、1 つのデータ・コンテナー、または一式のデータ・コンテナーを表すワイルドカードなどです。 このインターフェースを実装するクラス・インスタンスを作成することはできません。 このインターフェースは、パスを検査したり、派生パスをリストすることができます。 IOExitResourcePath インターフェースと IOExitWildcardPath インターフェースは IOExitPath を拡張したものです。

IOExitChannel
IOExitPath リソースとの間でのデータの読み書きを有効にします。

IOExitRecordChannel
レコード単位 IOExitPath リソースの IOExitChannel インターフェースを拡張して、IOExitPath リソースとの間でレコード単位のデータの読み書きを有効にします。

IOExitLock
共用アクセスまたは排他的アクセスの IOExitPath リソースでのロックを表します。

[z/OS]IOExitRecordResourcePath
IOExitResourcePath インターフェースを拡張して、レコード単位ファイル (z/OS データ・セットなど) のデータ・コンテナーを表せるようにします。 このインターフェースを使用して、データの位置を指定したり、読み書き操作のための IOExitRecordChannel インスタンスを作成したりすることができます。

IOExitResourcePath
IOExitPath インターフェースを拡張して、ファイルやディレクトリーなどのデータ・コンテナーを表せるようにします。 このインターフェースを使用して、データの位置を指定することができます。 このインターフェースでディレクトリーを表す場合は、パスのリストが返されるようにするために listPaths メソッドを使用できます。

IOExitWildcardPath
IOExitPath インターフェースを拡張して、ワイルドカードを使用したパスを表せるようにします。 このインターフェースを使用して、複数の IOExitResourcePaths のマッチングが行えます。

IOExitProperties
Managed File Transfer が入出力の特定の側面の IOExitPath を処理する方法を決めるプロパティーを指定します。 例えば、中間ファイルを使用するかどうか、または転送が再開された場合にリソースを先頭から再読み取りするかどうかを指定します。