rsvmqtrn

未確定およびヒューリスティックに完了したトランザクションを解決します。

目的

rsvmqtrn コマンドは、2 つの異なるトランザクション状態の解決に使用されます。
未確定トランザクション
rsvmqtrn コマンドは、内部的または外部的に調整された未確定トランザクションをコミットまたはバックアウトするために使用します。
注: 通常のプロトコルではトランザクションを解決できないことが確かな場合にのみ、このコマンドを使用します。このコマンドを出すと、分散トランザクションの場合、リソース・マネージャー相互間でのトランザクションの保全性が失われる可能性があります。
ヒューリスティックに完了したトランザクション
IBM® WebSphere® MQrsvmqtrn コマンドを -f オプション付きで使用すると、rsvmqtrn コマンドを使用して以前に手動で解決されたものの、トランザクション・コーディネーターによる xa-forget コマンドを使用した解決の認知がまだ行われていない、外部的に調整されたトランザクションに関するすべての情報を削除します。手動でリソース・マネージャーによって解決されていて、トランザクション・マネージャーによって認知されていないトランザクションは、X/Open ではヒューリスティックに完了した トランザクションと呼ばれます。
注: -f オプションは、外部トランザクション・コーディネーターが永続的に使用不可である場合にのみ使用してください。 キュー・マネージャーは、リソース・マネージャーとして、rsvmqtrn コマンドによって手動でコミットまたはバックアウトされているトランザクションを記録します。

構文

構文図を読む構文図をスキップする
>>-rsvmqtrn-- -m --QMgrName--+- -------------------------------->

>--+----------------------------------------+------------------><
   '- -a --+- -b ----------+--Transaction---'   
           +- -c ----------+                    
           '- -r ----RMID -'                    

必須パラメーター

-m QMgrName
キュー・マネージャーの名前

オプション・パラメーター

-a
キュー・マネージャーは、内部的に調整されたすべての未確定トランザクション (つまり、すべてのグローバル作業単位) を解決します。
-b
指定されたトランザクションをバックアウトします。このフラグは、外部的に調整されたトランザクション (つまり、外部作業単位) のみに有効です。
-c
指定されたトランザクションをコミットします。このフラグは、外部的に調整されたトランザクション (つまり、外部作業単位) のみに有効です。
-f
指定された、ヒューリスティックに完了したトランザクションの記録を消去します。このフラグは、解決されているものの、トランザクション・コーディネーターによって認知されていない、外部的に調整されたトランザクション (つまり、外部作業単位) のみに有効です。
注: ヒューリスティックに完了したトランザクションについて外部トランザクション・コーディネーターが永続的に応答できない場合にのみ使用してください。 例えば、トランザクション・コーディネーターが削除された場合などです。
-r RMID
未確定トランザクションへのリソース・マネージャーの参加は無視することができます。 このフラグは、内部的に調整されたトランザクション、およびリソース・マネージャー構成項目がキュー・マネージャー構成情報から削除されていたリソース・マネージャーのみに有効です。
注: キュー・マネージャーはリソース・マネージャーを呼び出しません。代わりに、トランザクションへのリソース・マネージャーの参加を完了したものとしてマークします。
Transaction
コミットまたはバックアウトされるトランザクションのトランザクション番号。dspmqtrn コマンドを使用して、関連するトランザクション番号を検索します。このパラメーターは、 -b、-c、および -r RMID パラメーターを使用する場合に必須です。また、使用する場合は最後のパラメーターにする必要があります。

戻りコード

戻りコード 説明
0 正常な操作です。
26 キュー・マネージャーはスタンバイ・インスタンスとして実行中です。
32 トランザクションが解決できませんでした。
34 リソース・マネージャーが認識されていません。
35 リソース・マネージャーは永続的に利用できないわけではありません。
36 与えられた引数が無効です。
40 キュー・マネージャーが利用不能です。
49 キュー・マネージャーが停止中です。
58 インストールの不整合な使用が検出されました
69 ストレージが利用不能です。
71 予期しないエラーです。
72 キュー・マネージャー名のエラーです。
85 トランザクションが認識されていません。

関連コマンド

コマンド 説明
dspmqtrn 準備済みトランザクションのリストを表示します。

資料 資料

フィードバック

タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2018 年 10 月 2 日 (火)
http://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SSFKSJ_7.5.0/com.ibm.mq.ref.adm.doc/com.ibm.mq.ref.adm.doc/q083390_.htm fa15890_