dspmqver

WebSphere® MQ のバージョン情報およびビルド情報を表示します。

目的

WebSphere MQ のバージョン情報およびビルド情報を表示するときは、dspmqver コマンドを使用します。

デフォルトで、dspmqver コマンドは、呼び出し元のインストールの詳細を表示します。他のインストールが存在する場合はノートが表示されます。-i パラメーターを使ってその詳細を表示します。

構文

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>>-dspmqver----------------------------------------------------->

>--+-+------+--+------------------+--+--------------+--+-----+--+-----+-+-><
   | '- -a -'  '- -p --components-'  '- -f --fields-'  '- -b '  '- -v ' |   
   '- -i----------------------------------------------------------------'   

オプション・パラメーター

-a
すべてのフィールドおよびコンポーネントの表示情報。
-p Components
component に指定されたコンポーネントの情報を表示します。 コンポーネントは、単独でも複数でも指定できます。シングル・コンポーネントの値、またはすべての必須コンポーネントの値の合計のいずれかを入力します。使用可能なコンポーネントと関連する値は、以下のとおりです。
-f Fields
field に指定されたフィールドの情報を表示します。シングル・フィールドまたは複数フィールドのいずれかを指定します。シングル・フィールドの値、またはすべての必須フィールドの値の合計のいずれかを入力します。使用可能なフィールドと関連する値は以下のとおりです。
dspmqver コマンドが実行されると、選択された各フィールドの情報が個別の行に表示されます。

デフォルト値は 8191 です。これにより、すべてのフィールドの情報が表示されます。

-b
レポートからヘッダー情報を省略します。
-v
詳細出力を表示します。
-i
すべてのインストールに関する表示情報。このオプションは、他のオプションと使用することはできません。dspmqver コマンドの実行元となるインストールが最初に表示されます。これ以外のインストールについては、「名前」、「バージョン」、「インストール名」、「インストールの説明」、「インストール・パス」、および「1 次インストール」のフィールドのみが表示されます。HP Integrity NonStop Server には適用されません。

戻りコード

戻りコード 説明
0 コマンドは正常に終了しました。
10 コマンドは終了しましたが、予期しない結果が出ました。
20 処理中にエラーが発生しました。

次のコマンドは、-p および -f のデフォルト設定を使用して、WebSphere MQ のバージョンとビルド情報を表示します。
dspmqver
次のコマンドは、すべてのフィールドとコンポーネントの情報を表示し、dspmqver -p 63 -f 4095 を指定することに相当します。
dspmqver -a
次のコマンドを実行すると、WebSphere MQ classes for Java のバージョン情報およびビルド情報が表示されます。
dspmqver -p 2
次のコマンドは、Java Platform Standard Edition、IBM WebSphere MQ、Java Message Service Client、および WebSphere MQ classes for Java Message Service の共通サービスを表示します。
dspmqver -p 4
次のコマンドを実行すると、WebScale Distribution Hub のビルド・レベルが表示されます。
dspmqver -p 8 -f 4
次のコマンドは、Windows Communication Foundation 用の IBM WebSphere MQ カスタム・チャネルの名前とビルド・タイプを表示します。
dspmqver -p 16 -f 9
次のコマンドは、IBM WebSphere MQ のインストールの情報を表示します。
dspmqver -i

コマンドの失敗

ご使用の環境を正しく構成していない状態で、WebSphere MQ classes for Java のバージョン情報またはビルド情報を表示しようとすると、dspmqver コマンドは失敗する可能性があります。例えば、次のようなメッセージが表示されることがあります。
[root@blade883 ~]# dspmqver -p2
AMQ8351: WebSphere MQ Java 環境が正しく構成されていません。
この問題を解決するには、JRE を組み込むようにパスが構成されていることと、正しい環境変数が設定されている (例えば、setjmsenv または setjmsenv64 を使用) ことを確認します。以下に例を示します。
export PATH=$PATH:/opt/mqm/java/jre/bin
cd /opt/mqm/java/bin/
. ./setjmsenv64

[root@blade883 bin]# dspmqver -p2
Name:       WebSphere MQ classes for Java
Version:    7.1.0.0
Level:      k000-L110908
Build Type: Production

資料 資料

フィードバック

タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2018 年 10 月 2 日 (火)
http://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SSFKSJ_7.5.0/com.ibm.mq.ref.adm.doc/com.ibm.mq.ref.adm.doc/q083280_.htm fa15760_