dspmq
キュー・マネージャーについての情報を表示します。
目的
システム上に存在するキュー・マネージャーの名前および詳細を表示するには、dspmq コマンドを使用します。
構文
.- -s ----------------------. >>-dspmq--+----------------+--+---------------------------+-----> '- -m --QMgrName-' +- -o all ------------------+ | .-----------------------. | | V | | '---+-------------------+-+-' +- -o default ------+ +- -o installation -+ +- -o status -------+ '- -o standby ------' >--+-----+--+-----+--+-----+--+-----+-------------------------->< '- -x-' '- -n-' '- -a-' '- -c-'
必須パラメーター
なし
オプション・パラメーター
- -a
- アクティブ・キュー・マネージャーについての情報のみを表示します。キュー・マネージャーがアクティブであるといえるのは、キュー・マネージャーが dspmq コマンドの実行元のインストール環境に関連付けられていて、以下の条件が 1 つ以上満たされている場合です。
- キュー・マネージャーは実行中です。
- キュー・マネージャーのリスナーが実行中です。
- キュー・マネージャーにプロセスが接続しています。
- -m QMgrName
- 詳細を表示するキュー・マネージャー。名前を指定しない場合、すべてのキュー・マネージャー名が表示されます。
- -n
- 出力ストリングの変換を抑止します。
- -s
- キュー・マネージャーの運用状況が表示されます。このパラメーターは、デフォルトの状況設定です。
パラメーター -o status は、-s と同等です。
- -o all
- キュー・マネージャーの運用状況が表示され、そのいずれかがデフォルト・キュー・マネージャーであるかどうかが示されます。
Windows および UNIX および Linux では、キュー・マネージャーが関連付けられているインストール済み環境のインストール名 (INSTNAME)、インストール・パス (INSTPATH)、およびインストール・バージョン (INSTVER) も表示されます。
- -o default
- どのキュー・マネージャーがデフォルトのキュー・マネージャーであるかどうかを表示します。
- -o installation
- Windows、UNIX および Linux のみ。
キュー・マネージャーが関連付けられているインストール済み環境のインストール名 (INSTNAME)、インストール・パス (INSTPATH)、およびインストール・バージョン (INSTVER) が表示されます。
- -o status
- キュー・マネージャーの運用状況が表示されます。
- -o standby
- キュー・マネージャーがスタンバイ・インスタンスの開始を現在許可しているかどうかを表示します。可能な値については、表 1を参照してください。
表 1. スタンバイの値 値 説明 許可する キュー・マネージャーは実行されていて、スタンバイ・インスタンスを許可しています。 許可されません キュー・マネージャーは実行されていて、スタンバイ・インスタンスを許可していません。 適用外 キュー・マネージャーは実行されていません。キュー・マネージャーを開始することができ、正常に開始した場合、このインスタンスがアクティブになります。 - -x
- キュー・マネージャー・インスタンスに関する情報が表示されます。可能な値については、表 2を参照してください。
表 2. インスタンス値 値 説明 アクティブ インスタンスはアクティブ・インスタンスです。 スタンバイ インスタンスはスタンバイ・インスタンスです。 - -c
- キュー・マネージャーの IPCC、QMGR、および PERSISTENT サブプールに現在接続されているプロセスのリストを表示します。
例えば、このリストには通常以下のものが含まれます。
- キュー・マネージャー・プロセス
- アプリケーション (シャットダウンが禁止されているものも含む)
- リスナー
キュー・マネージャーの状態
キュー・マネージャーの異なる状態のリストを次に示します。
始動中 |
実行中 |
スタンバイとして実行中 |
他の場所で実行中 |
静止中 |
即時に終了中 |
優先的に終了中 |
正常に終了 |
即時に終了 |
予期せず終了 |
予防的に終了 |
状況使用不可 |
戻りコード
戻りコード | 説明 |
---|---|
0 | コマンドは正常に終了しました。 |
36 | 与えられた引数が無効です。 |
58 | インストールの不整合な使用が検出されました |
71 | 予期しないエラーです。 |
72 | キュー・マネージャー名のエラーです。 |
例
- 次のコマンドは、このサーバー上のキュー・マネージャーを表示します。
dspmq -o all
- 次のコマンドは、このサーバー上の即時終了したキュー・マネージャーに関するスタンバイ情報を表示します。
dspmq -o standby
- 次のコマンドは、このサーバー上のキュー・マネージャーに関するスタンバイ情報およびインスタンス情報を表示します。
dspmq -o standby -x