VSS バックアップおよびリストア操作のトラブルシューティング

VSS バックアップおよびリストア処理中に問題が発生した場合、ご使用の環境で問題を再現してみてください。

始める前に

VSS バックアップに失敗した場合、スナップショットの保管に使用可能なディスク・スペースが十分にあることを確認してください。

このタスクについて

手順

  1. 失敗した操作を再試行します。
  2. IBM Spectrum Protect™ Client Acceptor および IBM Spectrum Protect Remote Client Agent を含む IBM Spectrum Protect サービスを再始動します。
  3. 問題が解決しない場合は、他のアプリケーション (特にアンチウィルス・アプリケーションなど、Exchange Server、SQL Server、ファイル・システムと対話するアプリケーション) を閉じます。 失敗した操作を再試行します。
  4. 問題が解決しない場合は、イベント・ログ tdpexc.logtdpsql.log、および baclient¥dsmerror.log で情報を探します。 Windows のシステム・イベント・ログおよびアプリケーション・イベント・ログでメッセージを確認することもできます。問題をトリガーしている VSS イベントを識別するのに役立つログ項目が存在する場合があります。
  5. ログ・ファイルで問題の解決策が見つからない場合は、以下の手順を実行してください。
    1. Exchange Server または SQL Server、あるいはコンピューターを再始動します。
    2. 失敗した操作を実行します。

VSS 瞬時リストア処理から VSS 高速リストア処理へのフェイルオーバー

VSS 瞬時リストア操作の初期段階でエラーが発生した場合、そのエラーによって、システムが VSS 高速リストア処理にフェイルオーバーする可能性があります。 しかし、エラーが瞬時リストア操作の後半で発生した場合、瞬時リストア処理は、高速リストア処理にフェイルオーバーせずに失敗する可能性があります。

このタスクについて

VSS 瞬時リストア操作でのエラーは、例えば、リストアするデータベースが保管されているボリュームを別のプロセスが使用している場合などに発生する可能性があります。

手順

dsmerror.log ファイルでエラー・メッセージを確認してください。

IBM Spectrum Protect サーバーからのファイル・システムおよびカスタム・アプリケーションの VSS リストアのトラブルシューティング

IBM Spectrum Protect サーバーからのファイル・システムおよびカスタム・アプリケーションの VSS リストアは、ボリューム・イメージ・レベルのリストア操作です。 このタイプのリストア操作により、システム・プロバイダーを使用して作成された、リストア対象のボリュームのシャドー・コピーが、無効になって削除される可能性があります。

このタスクについて

この問題は、ボリュームのシャドー・ストレージがそのボリューム内にある場合に発生します。 ボリューム・イメージ・レベルのリストア操作中に、このシャドー・ストレージのデータが上書きされて、シャドー・コピーが無効になります。

手順

シャドー・ストレージを別のボリュームに割り振ります。 例えば、vssadmin ツールで、次のように Add ShadowStorage コマンドを使用します。
vssadmin Add ShadowStorage /For=D: /On=F: /MaxSize=your size

SQL Server のログ末尾のバックアップを使用した問題のトラブルシューティング

ログの末尾にあるトランザクション・ログ・レコードがバックアップされていない場合、データベースのリストア操作は失敗する可能性があります。

このタスクについて

リストア操作中に、以下のエラー・メッセージが表示される場合があります。
Failed - An exception occurred while executing a Transact-SQL statement 
or batch.
The tail-log backup of the dbName database has not been backed up.
Use BACKUP LOG WITH NORECOVERY to backup the log if it contains work you 
do not want to lose.
Use the WITH REPLACE or WITH STOPAT clause of the RESTORE statement to 
overwrite the contents of the log.

RESTORE DATABASE is terminating abnormally.
Changed database context to 'master'. (HRESULT:0x80131501) 
エラーを解決するには、ログ末尾のバックアップを実行します。

手順

  1. SQL インスタンスの「保護」タブで「バックアップ・オプションの表示」をクリックし、「ログ末尾のバックアップ」オプションを True に設定します。
  2. アクション」ペインで、IBM Spectrum Protect へのログ・バックアップ」を選択します。

マスター・データベースの VSS オフライン・リストアのトラブルシューティング

Microsoft SQL Server は、マスター・データベースのオフライン VSS リストアのみをサポートします。 IBM Spectrum Protect Snapshot for SQL Server は、オフライン・リストア操作をサポートしません。 したがって、IBM Spectrum Protect Snapshot for SQL Server を使用して、マスター・データベースをリストアすることはできません。

手順

  1. SQL Server がオンラインであることを確認します。
  2. Microsoft 管理コンソール (MMC) またはコマンド・ラインでマスター・データベースを新規データベースにリストアします。例えば、tdpsqlc コマンドに /recovery=no オプションを指定して入力します。
  3. リストア操作が完了した後、すべてのデータ・ファイルが正常にリストアされていることを確認します。
  4. SQL Server インスタンスを停止し、マスター・データベースのすべてのデータ・ファイルの名前を変更します。
  5. 新規の master_restore データベースからマスター・データベースのロケーションにすべてのデータ・ファイルをコピーします。 すべてのデータ・ファイルがコピーされたことを確認します。
  6. SQL Server インスタンスを開始し、マスター・データベースが正常にリストアされたことを確認します。

IBM SAN Volume Controller および IBM Storwize V7000 での VSS 制限のトラブルシューティング

IBM Spectrum Protect サーバーへの IBM Spectrum Protect Snapshot for SQL Server VSS バックアップ (非オフロード) を実行した場合、バックアップが完了しても IBM® SAN Volume Controller または IBM Storwize V7000 LUN が Windows ホストにマップされたまま残ることがあります。

手順

IBM Spectrum Protect サーバー 以外のバックアップ宛先 (BOTH または LOCAL) を使用します。

タスクの結果

2 つの IBM Spectrum Protect Snapshot for SQL Server VSS バックアップを実行する際に、ボリュームが大容量であるか、バックグラウンド・コピー率が低い数値に設定されているか、またはその両方の状況がある場合、2 番目の VSS バックアップがハングしているように見える場合があります。 通常、Exchange Server データが IBM SAN Volume Controller または IBM Storwize V7000 ディスクに存在します。ただし、2 番目のバックアップは、最初のバックアップの IBM SAN Volume Controller または IBM Storwize V7000 のバックグラウンド・コピーが完了するまで待ってから先に進みます。IBM SAN Volume Controller または IBM Storwize V7000では、同じボリュームのバックグラウンド・コピーを同時に 2 つ実行することはできません。 2 番目のバックアップが最初のバックグラウンド・コピーの完了を待っていることは示されません。

前の IBM SAN Volume Controller または IBM Storwize V7000 のバックグラウンド・コピーに時間がかかりすぎる場合には、タイムアウト・エラーが表示される場合もあります。

次のタスク

タイムアウトの問題を解決するには、バックアップ間で十分な時間が経過するように VSS バックアップをスケジュールするか、IBM SAN Volume Controller または IBM Storwize V7000 のバックグラウンド・コピーのコピー率を増やします。