PD_GET_DIAG_HIST 表関数 - 指定された機能からレコードを戻す
PD_GET_DIAG_HIST 関数は、指定された機能からログ・レコード、イベント・レコード、および通知レコードを戻します。
また、レコードのタイプ、レコードの顧客影響値、および from-until タイム・スタンプに基づいてフィルター操作を行うためのオプションも提供されます。
許可
このルーチンを実行するには、以下のいずれかの権限が必要です。
- ルーチンに対する EXECUTE 特権
- DATAACCESS 権限
- DBADM 権限
- SQLADM 権限
デフォルトの PUBLIC 特権
制限のないデータベースでは、この関数が自動的に作成されると、EXECUTE 特権が PUBLIC に付与されます。
構文
>>-PD_GET_DIAG_HIST--(--facility--,--rectype--,--impact--,--start_time--,--end_time--,--member--)-><
スキーマは SYSPROC です。
表関数パラメーター
- facility
- レコードが戻される機能を指定する、タイプ VARCHAR(20) のオプション入力引数。
機能とは、レコードが関連付けられる論理グループです。
可能な値は次のとおりです。
- ALL: すべての機能からレコードを戻します。
- MAIN: DB2® 一般診断ログからレコードを戻します。現時点では、db2diag ログ・ファイル、管理通知ログ、および循環イベント・ログのことです。
- OPTSTATS: オプティマイザー統計に関連したレコードを戻します。
- rectype
- 戻すレコード・タイプを指定する、タイプ VARCHAR(30) のオプション入力引数。
'+' で区切られた組み合わせのタイプがサポートされます。例えば、'D + EI' などです。
可能な値は次のとおりです。
- 「ALL」: すべてのレコード・タイプを戻します。
- 「D」: すべての診断レコードを戻します。
- 「E」: すべてのイベント・レコードを戻します。
- 「DI」: 内部診断レコード。 これらは、診断状況で IBM サポートによって使用される翻訳されていない診断レコードです。
- 「DX」: 外部診断レコード。 これらは、ユーザーに役立つ翻訳済みの診断です。 これらのレコードは通知レコードです。
- 「EI」: 内部イベント・レコード。 これらは、診断状況で IBM サポートによって使用されるイベント・レコードです。
- 「EX」: 外部イベント・レコード。 これらは、ユーザーに役立つ診断レコードです。
- impact
- 戻されるレコードの最小の顧客影響レベルを指定する、タイプ VARCHAR(18) のオプション入力引数。
可能な値は次のとおりです。
- 'NONE'
- 'UNLIKELY'
- 'POTENTIAL'
- 'IMMEDIATE'
- 'CRITICAL'
- start_time
- 有効なタイム・スタンプを指定する、タイプ TIMESTAMP のオプション入力引数。 項目のタイム・スタンプがこの値より新しい場合は、それらの項目が戻されます。このパラメーターが NULL の場合は、項目の古さに関係なくレコードが戻されます。
- end_time
- 有効なタイム・スタンプを指定する、タイプ TIMESTAMP のオプション入力引数。 項目のタイム・スタンプがこの値より古い場合は、それらの項目が戻されます。このパラメーターが NULL の場合は、項目の新しさに関係なくレコードが戻されます。
- member
- レコードの取り出し元である有効なデータベース・メンバーを指定する、タイプ INTEGER の オプションの入力引数。現行メンバーの場合は -1 または NULL、 すべてのアクティブ・データベース・メンバーからの情報の場合は -2 を指定します。 アクティブ・データベース・メンバーとは、アプリケーションから接続して使用できるデータベースのメンバーのことです。 このパラメーターが指定されない場合は、デフォルトの値がすべてのアクティブ・データベース・メンバーになります。
戻される情報
| 列名 | データ・タイプ | 説明 |
|---|---|---|
| FACILITY | VARCHAR(20) | 機能とは、レコードが関連付けられる論理グループです。
可能な値は次のとおりです。
|
| RECTYPE | VARCHAR(3) | レコードのタイプ。可能な値は次のとおりです。
|
| TIMESTAMP | TIMESTAMP | メッセージが作成された時刻。 |
| TIMEZONE | INTEGER | 協定世界時 (UCT) との時差 (分単位)。例えば、-300 は米東部標準時です。 |
| INSTANCENAME | VARCHAR(128) | メッセージが作成されたインスタンスの名前。 |
| DBPARTITIONNUM | SMALLINT | dbpartitionnum - データベース・パーティション番号モニター・エレメント |
| LEVEL | CHAR(1) | レコードの重大度レベル。可能な値は次のとおりです。
|
| IMPACT | VARCHAR(18) | ユーザーの視点からこのメッセージの影響を限定します。
これは、Db2 が構成要素となっているビジネス・プロセスに関するメッセージの影響を明確にします。
可能な値は次のとおりです。
|
| DBNAME | VARCHAR(128) | このメッセージの作成中にアクセスされているデータベースの名前。 |
| EDU_ID | BIGINT | edu_ID - エンジン・ディスパッチ可能単位 ID モニター・エレメント |
| EDUNAME | VARCHAR(64) | このメッセージを作成したエンジン・ディスパッチ可能単位の名前。 |
| PID | BIGINT | このメッセージを作成したオペレーティング・システム・プロセス ID。 |
| PROCESS_NAME | VARCHAR(255) | このメッセージを作成したオペレーティング・システム・プロセス名。 |
| TID | BIGINT | このメッセージを作成したスレッド数値 ID。 |
| APPLNAME | VARCHAR(255) | 接続を開始したクライアント・アプリケーションの名前 (使用可能な場合)。 |
| APPL_ID | VARCHAR(64) | appl_id - アプリケーション ID モニター・エレメント |
| APPLHANDLE | VARCHAR(9) | 使用可能な場合に接続を開始したアプリケーションの、システム全体におけるユニーク ID。 これはエージェント ID と同義です。 ID は、調整メンバー番号と 16 ビットのカウンターを '-' で区切ったもので構成されます。 形式は、次のとおりです。'nnn-xxxxx' |
| AUTH_ID | VARCHAR(30) | auth_id - 許可 ID モニター・エレメント |
| PRODUCT | VARCHAR(50) | メッセージを作成したプロダクトの名前。例えば、「Db2 Common」などです。 |
| COMPONENT | VARCHAR(255) | メッセージを作成したコンポーネントの名前。 |
| FUNCTION | VARCHAR(255) | メッセージを生成した関数の名前。 |
| PROBE | INTEGER | メッセージが関数で生成された場所を識別するために使用されるプローブ・ポイント番号。 |
| CALLEDPRODUCT | VARCHAR(50) | エラーのソースにあるプロダクトの名前。 エラーのソースがメッセージが作成された場所ではない場合にこれが使用されます。 |
| CALLEDCOMPONENT | VARCHAR(255) | エラーのソースにあるコンポーネントの名前。 エラーのソースがメッセージが作成された場所ではない場合にこれが使用されます。 |
| CALLEDFUNCTION | VARCHAR(255) | エラーのソースにある関数の名前。 エラーのソースがメッセージが作成された場所ではない場合にこれが使用されます。 |
| OSERR | INTEGER | オペレーティング・システム・エラー番号。 |
| RETCODE | INTEGER | プロダクト固有の戻りコード。 |
| MSGNUM | INTEGER | 関連メッセージの数値メッセージ番号 (使用可能な場合)。 例えば、これは ADM7513W の数値部分です。 |
| MSGTYPE | CHAR(3) | メッセージ ID に関連したタイプ (使用可能な場合)。 例えば、ADM は管理通知ログ・メッセージに使用されます。 |
| MSG | CLOB(16K) | このレコードの簡略説明テキスト。これは、翻訳済みメッセージの MSGNUM、および MSGTYPE に対応する翻訳済みメッセージ・テキストです。 翻訳済みでないメッセージの場合、これは簡略説明です。 例えば、「Bringing down all db2fmp processes as part of db2stop」のようになります。 |
| OBJTYPE | VARCHAR(64) | オブジェクトのタイプ。
以下のいずれか
|
| OBJNAME | VARCHAR(255) | イベントが関連するオブジェクトの名前 (使用可能な場合)。 |
| OBJNAME_QUALIFIER | VARCHAR(255) | オブジェクトの追加情報 (使用可能な場合)。 |
| EVENTTYPE | VARCHAR(24) | イベント・タイプは、このイベントに関連したアクションまたは verb です。
可能な値は次のとおりです。
|
| EVENTDESC | VARCHAR(256) | このイベントのキー・フィールドの簡略表現。 |
| FIRST_EVENTQUALIFIERTYPE | VARCHAR(64) | 最初のイベント修飾子のタイプ。
イベント修飾子は、イベントの影響を受けたものを説明するために使用されます。
可能な値は次のとおりです。
|
| FIRST_EVENTQUALIFIER | CLOB(16K) | イベントの最初の修飾子。 facility が OPTSTATS の場合、これは統計収集が行われた時を示すタイム・スタンプになります。 |
| SECOND_EVENTQUALIFIERTYPE | VARCHAR(64) | 2 番目のイベント修飾子のタイプ。facility が OPTSTATS の場合、値は 'BY' です。 |
| SECOND_EVENTQUALIFIER | CLOB(16K) | イベントの 2 番目の修飾子。
facility が OPTSTATS の場合、使用できる値は次のとおりです。
|
| THIRD_EVENTQUALIFIERTYPE | VARCHAR(64) | 3 番目のイベント修飾子のタイプ。facility が OPTSTATS の場合、値は 'DUE TO' です。 |
| THIRD_EVENTQUALIFIER | CLOB(16K) | イベントの 3 番目の修飾子。
facility が OPTSTATS の場合、使用できる値は次のとおりです。
|
| EVENTSTATE | VARCHAR(255) | イベントの結果としてのオブジェクトまたはアクションの状態。 また、これにはイベントの進捗を示すパーセントも含めることができます。 |
| EVENTATTRIBUTE | VARCHAR(255) | イベント属性。これはイベントに関連した属性のリストです。
複数の属性が使用される場合、リストは '+' 文字で区切られます。
例えば、'CACHED + LOGICAL + AUTO' などです。可能な値は次のとおりです。
|
| EVENTSTACK | CLOB(16K) | 該当する場合に、レコードが記録された地点の論理イベント・スタック。 |
| CALLSTACK | CLOB(16K) | 該当する場合に、このレコードを生成したスレッドのオペレーティング・システム・スタック・ダンプ。 |
| DUMPFILE | CLOB(5000) | 該当する場合に、ログ・レコードに関連した 2 次ダンプ・ファイルの名前。 これはファイルへの絶対パス、またはメッセージに関連した追加情報を検索できるディレクトリーです。 |
| FULLREC | CLOB(16K) | レコード全体のフォーマット済みテキスト・バージョン。 このセクションには追加 DATA フィールドも含まれます。 |
| MEMBER | SMALLINT | member - データベース・メンバー・モニター・エレメント |
| HOSTNAME | VARCHAR(255) | hostname - ホスト名 |
使用上の注意
PD_GET_DIAG_HIST 表関数では、関連データベースに最低 8K のページ・サイズを持つ TEMPORARY 表スペースがあることが必要です。 ページ・サイズが 8K 未満である場合にこの関数を使用すると、 SQL1585N エラー・メッセージが戻されます。
例
例 1: 指定された機能からレコードを取得します。
SELECT FACILITY, RECTYPE, TIMESTAMP, IMPACT, SUBSTR(MSG,1, 50) AS MSG
FROM TABLE (PD_GET_DIAG_HIST( 'MAIN', 'E', '', NULL,
NULL ) ) AS T
WHERE T.PROCESS_NAME = 'db2star2' OR T.PROCESS_NAME = 'db2stop2'
以下はこの照会の出力例です。
FACILITY RECTYPE TIMESTAMP ...
-------------------- ------- -------------------------- ...
MAIN EX 2007-06-25-11.34.05.756171 ...
MAIN EX 2007-06-25-11.34.25.946646 ...
2 record(s) selected.
この照会からの出力 (続き)。
... IMPACT MSG
... ------------------ --------------------------------------------------
... - ADM7514W Database manager has stopped.
... - ADM7513W Database manager has started.
例 2: 特定のメンバーのレコードを取得します。
SELECT MEMBER,DBPARTITIONNUM, FACILITY, RECTYPE, TIMESTAMP, IMPACT,
SUBSTR(MSG,1, 50) AS MSG FROM TABLE (PD_GET_DIAG_HIST('MAIN', 'E', '',
CAST (NULL AS TIMESTAMP), CAST (NULL AS TIMESTAMP), NULL ) ) AS T
WHERE T.PROCESS_NAME = 'db2star2' OR T.PROCESS_NAME = 'db2stop2' ORDER BY MEMBER
以下はこの照会の出力例です。
MEMBER DBPARTITIONNUM FACILITY RECTYPE TIMESTAMP ...
--------- ----------------- ------------- ------- -------------------------- ...
0 0 MAIN EI 2011-04-28-09.44.57.720041 ...
0 0 MAIN EI 2011-04-28-09.44.57.723015 ...
0 0 MAIN EI 2011-04-28-09.44.57.723736 ...
0 0 MAIN EI 2011-04-28-09.44.59.409586 ...
0 0 MAIN EX 2011-04-28-09.45.01.554096 ...
0 0 MAIN EI 2011-04-28-09.45.01.605231 ...
0 0 MAIN EI 2011-04-28-12.34.20.571551 ...
0 0 MAIN EI 2011-04-28-12.34.20.574612 ...
0 0 MAIN EI 2011-04-28-12.34.20.575323 ...
0 0 MAIN EI 2011-04-28-12.34.20.602452 ...
0 0 MAIN EI 2011-04-28-12.34.20.665227 ...
0 0 MAIN EI 2011-04-28-09.44.57.715392 ...
12 record(s) selected.
この照会からの出力 (続き)。
... IMPACT MSG
... ------------------ --------------------------------------------------
... - -
... - -
... - Obtained exclusive mode lock on the file:
... - -
... - ADM7513W Database manager has started.
... - Released lock on the file:
... - -
... - -
... - Obtained exclusive mode lock on the file:
... - ZRC=0xFFFFFBFE=-1026
... - Released lock on the file:
... - -
