シーケンスを構成する式

コンマ演算子を使ってシーケンスを構成することができます。

コンマ演算子

コンマ演算子を使用してシーケンスを構成するには、コンマで区切られた複数のオペランド (式) を指定します。 シーケンス式を評価するとき、XQuery はそれぞれのコンマ演算子のオペランドを評価し、それらの結果シーケンスを順番に連結して 1 つの結果シーケンスにします。 例えば、以下の式は、5 つの整数を含む 1 つのシーケンスになります。
(15, 1, 3, 5, 7)
制限 :カンマ演算子のオペランド(式)には、FLWOR 式を含めることはできません。
制限事項XQuery パス式にはカンマ演算子を含めることはできません。

シーケンスには、重複するアトミック値およびノードを含めることができます。 ただし、シーケンスを別のシーケンスの項目にすることはできません。 複数の入力シーケンスを連結して 1 つの新しいシーケンスを作成するときには、入力シーケンスのすべての項目がその新しいシーケンスに含まれます。 シーケンスの長さは、入力シーケンスの長さの合計になります。

例: 以下の式は、シーケンスを構成するためにコンマ演算子を使用します。
  • この式では、長さがそれぞれ 1、2、ゼロ、および 2 の 4 つのシーケンスを長さ 5 の 1 つのシーケンスに結合します。 この式の結果は、シーケンス 10, 1, 2, 3, 4 になります。
    (10, (1, 2), (), (3, 4))
  • この式の結果は、コンテキスト・ノードの子であるすべての salary 要素、その後にそのコンテキスト・ノードの子である bonus 要素が続くシーケンスになります。
    (salary, bonus)
  • 変数 $price を値 10.50 にバインドすると想定すると、この式の結果は、シーケンス 10.50, 10.50 になります。
    ($price, $price)