DSN1SDMP 制御ステートメントの構文とオプション
DSN1SDMP ユーティリティー制御ステートメントは、複数のオプションを使用して、 ユーティリティー・ジョブが実行する機能を定義します。
DSN1SDMP 構文図
オプションの説明
- START TRACE (trace-parameters )
- DSN1SDMP ジョブの開始を示し
ます。 START TRACE は必須キーワードであり、SDMPIN 入力ストリームで指定する最初のキーワード
でなければなりません。
SDMPIN 入力ストリーム内の START TRACE コマンドが 無効であるか、または、ユーザーが適切な権限を得ていない場合は、IFI (計測機能インターフェース) から エラー・コードが戻され、START TRACE は機能しません。 DSN1SDMP はエラー・メッセージを SDMPPRNT データ・ セットに書き込みます。
Db2 START TRACEコマンドの出力テキストは、SDMPPRNTに書き込まれます。
START TRACE とその関連キーワードは最初に指定する必要があります。 残りの指定域ダンプ・キーワードは、START TRACE コマンドに続けて任意の順序で指定します。
- SELECT 機能、オフセット、データ仕様
- ここでは、START TRACE コマンドで指定する基準の他に、選択基準を指定し
ます。 SELECT によって、トレース・レコードで選択できるデータが拡張され、START TRACE のみを使用した場合
よりも、トレース・レコードのデータをより具体的に選択することができます。 最大 8 つの SELECT 基準を指定することができます。
選択基準は、現行レコード・ポインターの概念を使用し ます。 DB2 は、現行レコード・ポインターをゼロに初期化、すなわち、トレース・レコードの先頭に初期化します。 この場合の DSN1SDMP トレースでは、トレース・レコードは自己定義セクションから始まります。 現行レコード・ポインターは、以下のリストで説明されている Px および LN 関数で、 変更することができます。
選択基準の指定は、以下のパラメーターを用いて行います。
- 機能
- トレース・レコードで実行する検索のタイプを指定します。 指定する値は、2 文字でなければなりません。 可能値は次のとおりです。
- DR
- 指定したオフセットからのデータの直接比較を指定します。 オフセットは、常に現行レコード・ポインターから計算されます。
- GE
- 指定したオフセットの値以上であるデータの比較を指定します。 オフセットは、常に現行レコード・ポインターから計算されます。 指定したオフセットからのデータが SELECT オプションで指定できる data-specification より 大か等しい場合は、テストは合格です。
- LE
- 指定したオフセットの値以下であるデータの比較を指定します。 オフセットは、常に現行レコード・ポインターから計算されます。 指定したオフセットからのデータが SELECT オプションで指定できる data-specification より 小か等しい場合は、テストは合格です。
- P1, P2, or P4
- レコードの先頭から offset バイト後に位置する、1、2、または 4 バイトのフィールド
を選択します。 その後、この関数は、現行レコード・ポインターをレコード内でそのバイト数分だけ移動させ
ます。 P1、P2、および P4 は、常にレコードの始め (プラス指定したオフセット) から開始します。
このオフセットは、後続の DR、LE、GR、および LN 要求で使用される、現行レコード・ポインターと して保管されます。
例えば、ユーザーは、標準ヘッダーへのオフセットが 4 バイトの長さであり、 レコードの先頭から 4 バイトを占めていることが分かっているものとし ます。 P4,00 はそのオフセットを読み取り、現行レコード・ポインターを標準ヘッダーの先頭に移動させます。
- LN
- 前の現行レコード・ポインターから offset バイトのところに位置す
る 2 バイト・フィールドに示されているバイト数だけ、現行レコード・ポインターを進めます。
このオフセットは、後続の DR、LE、GR、および LN 要求で使用される、現行レコード・ポインターと して保管されます。
- オフセット
- data-specification フィールドとの比較を始めるトレース・レコードの中の
バイト数 (10 進数) を指定します。 オフセットは、P1、P2、または P4 の後のトレース・レコードの先頭から、
および GE、LE、LN または DR の後の現行レコード・ポインターから始まります。データ仕様比較時のトレース記録のフォーマットは Db2 データ仕様比較時のトレース記録のフォーマットは、次の図に示されています。
図1: データ仕様比較時の DB2 トレース・レコードのフォーマット 
- 自己定義セクションの形式は、トレース・タイプによって異なります。
- データ・セクションの形式と内容は、記録される IFCID によって異なります。 各レコードは、1 つ以上のデータ・セクションを持つことができます。 各データ・セクションは、複数の反復グループを持つことができます。
- トレース・ヘッダー・セクションの形式と内容は、トレース・タイプによって異なります。
- data-specification
- 16 進 (例えば、X'9FECBA10') または文字 (C'FIELD') でデータを指定します。
- ACTION
- トレース・レコードが START TRACE および SELECT キーワードの選択基準
に合格したときに行うアクションを指定します。注意: ACTIONキーワードの目的は、問題分析を容易にすることです。 既存のデータを損傷することがあるため、 このキーワードを使用する際には十分に注意してください。 ABENDRET パラメーターを指定しても、 すべての異常終了がリカバリー可能とは限りません。 一部の異常終了により、 Db2 特に、エージェントが以前にアベンドを経験したことによるタスク終了時またはメモリ処理終了時に発生するアベンドは、サブシステムを強制終了させる可能性があります。
- アクション(abend-code)
- 実行する特定のアクションを指定します。 action が取り得る値は次のとおりです。
- ABENDRET
- ABEND およびエージェントの再試行。
- ABENDTER
- ABEND およびエージェントの終了。
また、このパラメーターには、異常終了の理由コード指定することもできます。 コードは X'00E60100' から X'00E60199' の範囲内でなければなりません。 デフォルト値は X'00E60100' です。
- STTRACE
- トレース・レコードが、選択基準に合格したときに開始する 2 番目のトレースを指定します。
action または STTRACE が指定されていない場合、レコードは書き込まれ、アクションは何も行われません。
- AFTER(integer )
- トレース・ポイントが integer 回に達した後に、ACTION を実行することを指定します。
integer は、1 から 32767 までの間でなければなりません。
デフォルト値は AFTER(1) です。
- FOR(integer )
- 指定したトレース・ポイントに達したときに行われる ACTION の回数を指定し
ます。 integer 回の後、トレースは停止し DSN1SDMP は終了します。
integer は、1 から 32767 までの間でなければならず、 最初のアクションを含みます。 SELECT 基準を指定しない場合は、1 よりも大きい整数を使用してください。 これによって、START TRACE コマンドは、自動的にそのアクションを 1 回実行することになります。
デフォルト値は FOR(1) です。
- ACTION2
- トレース・レコードが、START TRACE、SELECT、および SELECT2 キーワードの選択基準
を満足したときに行うアクションを指定します。注意: ACTION2 キーワードは、ACTIONキーワードと同様に、既存のデータを損傷する可能性があるため、使用には細心の注意が必要です。 ABENDRET パラメーターを指定しても、 すべての異常終了がリカバリー可能とは限りません。 一部の異常終了により、 Db2 特に、エージェントが以前にアベンドを経験したことによるタスク終了時またはメモリ処理終了時に発生するアベンドは、サブシステムを強制終了させる可能性があります。
- アクション(abend-code)
- 実行する特定のアクションを指定します。 action が取り得る値は次のとおりです。
- ABENDRET
- ABEND およびエージェントの再試行。
- ABENDTER
- ABEND およびエージェントの終了。
また、このパラメーターには、異常終了の理由コード指定することもできます。 コードは X'00E60100-00E60199' の範囲内でなければなりません。 異常終了コード が指定されていない場合、X'00E60100' が使用されます。
action を指定しない場合は、レコードは書き込まれ、アクションは何も行われません。
- FILTER
- DSN1SDMP は、ACE もしくは EB に基づいて、2 番目のトレースの出力をフィルター
に掛けることを指定します。
- (ACE)
- 最初のアクションが起動され、2 番目のトレースが開始されたときに、エージェントに関連した エージェント制御エレメント (ACE) 専用のトレース・レコードを、DSN1SDMP が組み込むことを指定します。
- (EB)
- 最初のアクションが起動され、2 番目のトレースが開始されたときに、エージェントに関連した 実行ブロック (EB) 専用のトレース・レコードを、DSN1SDMP が組み込むことを指定します。
- COMMAND
- トレース・レコードが最初のトレースの選択基準に合格し、2 番目のトレースが開始された場合に、
指定されたコマンドを出すことを指定します。 2 番目のトレースは、STTRACE オプションを指定することに
よって、開始することができます。
- 命じる
- 出されるコマンドを指定します。
- FOR2(integer )
- 指定されたトレース・ポイントに達したときに行われる ACTION2 の回数を指定し
ます。 2 番目のトレースは、integer 回の後、停止し DSN1SDMP は終了します。
integer は、1 から 32767 までの間でなければならず、 最初のアクションを含みます。 SELECT2 基準を指定しない場合は、1 よりも大きい整数を使用してください。 これによって、STTRACE オプションは、自動的にそのアクションを 1 回実行することになります。
デフォルト値は FOR2(1) です。
- AFTER2(integer )
- トレース・ポイントが integer 回に達した後に、ACTION2 を実行することを指定します。
integer は、1 から 32767 までの間でなければなりません。
デフォルト値は AFTER2(1) です。
- SELECT2 機能、オフセット、データ仕様
- 2 番目のトレースの選択基準を指定します。 このオプションは、2 番目のトレースにのみ関わることを除けば、SELECT オプションと同じように機能し ます。 2 番目のトレースは、STTRACE オプションを指定することに よって、開始することができます。
